漫画
傘が凶器に…持ち方を注意喚起する漫画に約4万人が感謝「ポスターにして」
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傘の出番が多い秋。気をつけたいのが持ち運び方です。傘のハンドル(持ち手)部分を使わずに真ん中辺りを掴む方法は、持ち主にとっては運びやすいのでしょう。しかし、その状態では先端の石突きが後ろに突き出された状態となり、背後にいる人に怪我をさせてしまう可能性もあります。そんな危険な持ち方について注意喚起する漫画が、ツイッターで4万件以上の“いいね”を集め、大きな話題になっています。作者の青木ぼんろ(@aobonro)さんに詳しいお話を伺いました。
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「気にせずにやってた」漫画のおかげで気づいた人も
日常の何気ない一コマをコミカルに描いた漫画をツイッターに投稿し、人気を博している青木さん。過去には、花粉症や宅配便の不在表を題材にした漫画が大きな注目を集めました。
今回ご紹介するのは、「傘の持ち方」と題された漫画です。ある雨の日、最寄り駅で傘を横持ちする男性が。青木さんが気づかないまま後ろを歩いていると、男性が持つ傘の石突きが目の前をかすめていきました。
驚いた青木さんは、誰かが怪我をしないよう男性に声をかけるべく、背後から近づいて呼び止めようとします。すると、その直後、驚きの展開が。最後は、某国民的少年漫画の有名シーンのパロディ絵を添えて「傘は鋭利で凶器になることがあります。正しく持ちましょう」と注意を促しました。
2回の投稿に分けて公開された今回の漫画がツイッターに投稿されると、合計で4.2万件もの“いいね”を集めました。そしてリプライ(返信)には、「いや、いい漫画だ……www」「エスカレーターや階段だと目の高さにくるからマジで危ない」「ポスターにして街中に貼りまくりましょう」など共感や感謝の声も。
さらに「普通に気にせずやってしまっていた……。これからは正しく持ちます。申し訳ない」など、この漫画のおかげで横持ちが危険なことに気づけたという声もありました。
「子どもだと傘が目の高さにくる」読者の声から新たな発見も
Q. 今回の漫画を描こうと思った理由を教えてください。
「前にいる人の傘の持ち方が怖いなと思ったことが何回もあります。もちろん、突き刺されて全裸になって駅の床にめり込んではいないですが、閉じた傘で後方を突き刺すように歩く人に出会った時に、何かしらの形で漫画にできないかと思い描きました」
Q. 漫画のような持ち方をしている人に注意を促す方法はあるでしょうか?
「難しいですね……。ただ注意しても何が危険なのか理解してもらいにくいと思うので、実際に軽く刺さりに行って、大げさに痛がるとかでしょうか。その行為がどれだけの危険性を持っているかということを実際に見せる必要があるかと思います」
Q. 青木さんご自身は傘を持ち歩く時に気をつけていることはありますか?
「『傘はほぼ槍』という認識を持って持ち歩くようにしています。そのため地面に対して垂直になるように持っていますね」
Q. 心に残っている読者の感想は?
「『こういう人いる』という共感や、『子どもだと傘が目の高さにくる』という危険性を示唆する声には、なるほどと思いました。あとは『笑った』『面白かった』というコメントはすごくうれしかったです!」
持っていた傘で他人を怪我させてしまうと、高額な賠償をしなければいけなくなる可能性も。公道や公共交通機関をお互い気持ち良く利用するためにも、傘は体に沿わせるよう地面に対して垂直に持ち、濡れるのが気になる場合は傘袋などを賢く利用しましょう。
(Hint-Pot編集部)