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「フラミンゴ」と呼ばれる保護ハト ピンクに染色された姿に米国で物議「どうしてこんなにも残酷なことが」
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「平和の象徴」とされる白いハト。しかし、米ニューヨークでは今、そんな白いハトがピンク色に染め上げられ物議を醸しています。ピンク色のハトを保護した野鳥保護団体は「フラミンゴ」と呼び、公式インスタグラムにその姿を掲載。「絶対に染めてはいけない」と呼びかけています。
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人間の毛染めで染められたハト 呼吸器系に懸念も
ハトの「フラミンゴ」は、米ニューヨークのマディソン・スクエア・パークでさまよっていたところを親切な人に発見されました。発見者が野鳥保護団体「ワイルド・バード・ファンド」に連絡し、保護されることに。そのハトは栄養状態が悪く、エサを見つけることも、うまく飛ぶこともできないほど弱っていたうえ、明らかに他のハトとは違う様相を呈していたのです。
その原因は、まるでフラミンゴのような鮮やかなピンク色に染め上がった羽毛。同団体によると、ハトにはさまざまな色や羽がありますが、ピンク色の種類はいないとのこと。フラミンゴはおそらく人間用の毛染めで意図的に染められており、保護時は染料の臭いがすごかったそうです。
同団体は「家で飼っている鳥は絶対に野に放さないでください。結婚式、葬儀、お祝い、アートプロジェクト、どんな理由であってもです」と厳しい言葉で呼びかけています。
また、その3日後、同団体はフラミンゴの療養状態について続報を投稿しました。フラミンゴは染料に完全に浸かっていた可能性が高く、毛づくろい中に吸い込んで呼吸器系の病気を発症しないかが懸念されます。そこで、保護施設で保温、酸素吸入、皮下輸液、投薬のほかに、染料を取り除くための処置が施されていますが、無理やり洗うことはストレスになるため、うまく進んでいないそうです。
投稿には、発見者からとみられるコメントが寄せられており、「マディソン・スクエア・パークからフラミンゴを救い出して本当に良かったと思っていますが、あなたがいなかったら、私は助けを求める場所がなかったでしょう」と感謝の言葉を綴りました。
また、同団体の投稿でフラミンゴのことを知った人たちからは、「いつもながら、彼を救ってくれてありがとうございます。私は、人々が他人を傷付けることなく、人生のイベントを祝うことを要求される必要がない世の中になることを心から願っています」「どうして人はこんなにも残酷なことができるのだろう。この小さな命に対して本当に申し訳ないことをしました」「誰がこんなことをするのでしょうか?」など、感謝や嘆きの声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)