運動神経抜群の黒豆ちゃんと、ジャンプが苦手な小豆ちゃん

　揺れる時計に手をかけて、必死でバランスを取る黒豆ちゃん。前にも後ろにも進めずに困っている様子ですが、この後はどうなったのでしょうか？

「黒豆ちゃんは運動神経が良いので、『まぁ自分で降りれるだろう』と思い、時計を押さえました。そしたら、下のソファに何事もなかったかのように降りてきて、麦と小豆と遊んでいました」

　飼い主さんによると、4匹のねこのうち、りんごちゃんと黒豆ちゃんは高いところはお手のもの！　隙あらば、タンスや冷蔵庫の上、天袋など高いところに登って遊んでいるとか。小豆ちゃんは4匹の中で一番活発ですが、ジャンプは少し苦手なようです。

姉妹で引き取られ、先住ねことも仲良しに

　生まれたときからずっと一緒の黒豆ちゃんと小豆ちゃん。小さな命が救われたのは、子を思うお母さんねこが取った“ある行動”が大きく関わっていました。

「母ねこ（ベルちゃん）がガリガリの状況で助けを求めて、知人のバイクに飛び乗ってきたそうです。動物病院へ連れて行くと、妊娠していることが発覚しました。その後ベルちゃんは知人宅で保護され、出産しました」

　そうして、無事に生まれた黒豆ちゃんと小豆ちゃん。保護主さんのおうちには、すでにたくさんの保護ねこがいました。そこで、近所で顔見知りだった飼い主さんのもとに連絡が入ったそうです。

「最初は1匹のみ我が家でお迎えする予定でしたが、双子ということで離ればなれにするのが可哀想になってしまい、2匹とも我が家で迎え入れました。麦の遊び相手にもなってくれればなぁという願いも込めて」

　そんな飼い主さんの思いが届いて、麦ちゃん、黒豆ちゃん、小豆ちゃんはいつも一緒にいるほど仲良しに！

　頼もしいお姉ちゃんができて、黒豆ちゃんと小豆ちゃんもきっと心強かったことでしょう。これからも、4匹の微笑ましいエピソードが生まれるのが楽しみですね。

○取材協力：りん麦豆豆（@rinmugi03030901）さん

（Hint-Pot編集部）