ふわふわの被毛に、垂れた大きなおみみ、とても高貴な見た目のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、通称「キャバリア」。社交性があり、ほとんど人見知りしない犬種として知られていますが、そんなキャバリアらしいエピソードを描いた漫画がツイッター上で人気を集めています。作者であるイラストレーターのヤシン（@Y_ashi_n）さんに詳しい話を伺いました。

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愛犬家から大人気　キャバリアの「犬ちゃん」とのエッセイ漫画

　犬と映画をこよなく愛するイラストレーターのヤシンさん。愛犬のキャバリア、通称「犬ちゃん」との日常を綴ったほのぼのエッセイ漫画「犬日記」は、ツイッターで発表されるたびに大反響を呼んでいます。

　昨年10月には、愛と笑いがたっぷりと詰まった犬ちゃんとの日々を一冊にまとめた単行本「うちのキャバリアは番犬にならない」（KADOKAWA刊）が出版され、好評を博しています。

　今回ご紹介するのは、まさに「番犬にならない」と納得してしまうエピソード。ヤシンさんはある日、「普段家族しか入らない部屋」にとある業者さんを招き入れました。すると中には、気持ち良く寝ている犬ちゃんの姿が。ヤシンさんは完全に犬ちゃんがその部屋にいることを忘れていたようです。

　眠気眼でヤシンさんと業者さんを見つめる犬ちゃん。「え？　誰……？」と一瞬悩むも、次の瞬間には「まいっか！」と、警戒心を微塵も感じさせないまさかの行動に出るのでした。

　漫画がツイッター上に公開されると、1万件近い“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「キャバリアあるある」「キャバリアらしくて良き」「だいたいこれ。好き」「我が家のイッヌもこんな感じ」など共感の声続々。さらに「『信頼している人（飼い主）が警戒せずに同行しているということは大丈夫な人』という解釈をしているように見えました……」と、犬ちゃんの愛らしい行動の理由を推測する人もいました。

誰が来ても大歓迎　お客さんが大好き！

　ヤシンさんに漫画では描ききれなかった詳しい様子をお伺いしました。

Q. 今回の漫画を描こうと思った理由は？
「キャバリアは警戒心が薄い気質の子が元々多いらしいですが、まさにその気質を体現したような状況だったので思わず漫画にしました」

Q. 業者さんが部屋にいる間、犬ちゃんはどんな様子でしたか？
「隙あらば、業者さんにかまってもらおうと足元をウロウロしていました。作業中はさすがに危ないので抱っこしていましたが、ずっと業者さんのほうを見つめていました」

Q. 普段、犬ちゃんが人見知りすることは？
「お客さんがとにかく大好きです。誰が来ても大喜びで真っ先に挨拶をしに行きます」

Q. 業者さんはどんな反応をしていましたか？
「遊んでほしいアピールをする犬を優しく撫でてくださいました。業者さんは大型犬を飼ったことがあるそうで、犬との触れ合いに慣れていらっしゃる様子でした」

Q. 業者さんが帰った後、犬ちゃんはどんな反応でしたか？
「業者さんが帰ったことに気づかず、しばらくは探し回っていましたね」

Q. 他にも、縄張り意識がないと感じたエピソードがあれば教えてください。
「老若男女、誰が来ても喜んで歓迎する姿を見たときです」

（Hint-Pot編集部）