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超貴重な巨大魚に食いついたサメ 闘いの末に釣り上げた男性が豪州で話題に
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世界には驚くような巨大魚がたくさんいます。オーストラリアに生息するバラマンディは、1メートルを超えると超希少とされている肉食魚です。この大きな魚をサメと闘いながら釣り上げた男性が話題になっています。
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バラマンディ2匹かと思ったら…脇腹にはサメが!
一生に一度出会えるかの巨大魚を釣り上げた男性の名前は、ライアン・セルヴィーさん。豪ゴールドコーストで釣りをしていたところ、1メートル29センチにもなる巨大バラマンディを釣り上げました。
バラマンディとは、インド太平洋の熱帯域沿岸に生息するスズキ目アカメ科の大型肉食魚。通称“バラ”と呼ばれ、タイなど東南アジアや、オーストラリア北部で盛んに釣り上げられているそう。多くの釣り人が一度は釣ってみたいと注目する巨大魚だといわれています。
セルヴィーさんはこの日、バラマンディが釣り竿にかかったとき、もう1匹のバラマンディがいると思ったそう。しかし、よく見るとそれは全長1メートルほどのウシザメで、セルヴィーさんが釣り上げようとしているバラマンディの脇腹に噛み付いて横取りしようとしていたのでした。
セルヴィーさんは、豪ニュースサービス「9ニュース」に対し、「“バラ”はサメよりかなり大きく、サメはバラにうまく噛み付くことができなかったんだ。そして実際にサメは“バラ”から離れていきました」と語っています。それを裏付けるように、セルヴィーさんが釣り上げたあとに撮影したバラマンディの脇腹にはしっかりと、サメの歯型が残っていました。
1メートル超えを釣り上げるために豪州へやってくる釣り人も
また、同社の気象予報士、ルーク・ブラドナムさんは、セルヴィーさんが釣り上げたのはどれほどすごいことかを語っています。75歳になるブラドナムさんの父親は、生涯をかけて1メートル超えのバラマンディを釣り上げようとしてきました。
しかし、そんな父を持つブラドナムさんですら、今回のバラマンディは「今まで見た中で最も大きかった」と語っています。さらに「この1メートル超えの魚を釣り上げるために、オーストラリアまで飛んでくる人もいるほど。この魚はとても貴重なものです」とその感動を口にしました。
ちなみに、セルヴィーさんは記念写真を撮影したのち、釣り上げたバラマンディは元の川へとリリースしたそうです。
(Hint-Pot編集部)