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モラハラ、マザコン…結婚相手が“エネ夫”だったら 夫婦生活は続ける? 離婚の選択も
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あなたの身近に「エネ夫」はいますか? 「エネ夫」とは、英語の「enemy(敵)」と「夫」を合わせた造語で、妻の味方をするどころか敵(エネミー)になって逆に苦しめてくる夫を指す、ネットから誕生した言葉です。そんな「エネ夫」と暮らしたことがある女性の割合はどれくらいなのでしょうか。また、その結末は? 30代から50代の既婚女性1000人を対象とした「エネ夫」に関するアンケート調査をご紹介します。
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「エネ夫」と婚姻関係にあった女性は6人に1人
婚活・恋活や街コンなど中心とする男女の出会いメディア「e-venz(イベンツ)」を運営するノマドマーケティング株式会社は、2022年12月22日に30歳から59歳までの既婚女性1000人を対象に「エネ夫」に関するアンケート調査を実施しました。
1つ目の設問は、「今もしくは以前、婚姻関係にあたる相手は『エネ夫』でしたか?」です。これに対し、「はい」と答えたのは16%でした。調査に協力した1000人中155人もの女性が一緒に暮らした経験があると答えています。では、「エネ夫」と生活するとどのようなことが起きるのでしょうか。「エネ夫」と生活したことがある155人の自由回答の一部を見てみましょう。
「家事や子育ては一切あてにしないようになった」(愛知県・38歳)
「会話が何年もゼロ」(秋田県・49歳)
「期待するのをやめた」(北海道・45歳)
「うつになった」(神奈川県・54歳)
「離婚した」(佐賀県・55歳)
「借金と疲労だけ残った」(長野県・37歳)
精神的に苦痛を感じている人が多く、幸せとは言えない状況が見えてきました。続いて、「エネ夫」にはどのような特徴があるのでしょうか。
「マザコン」(神奈川県・37歳)
「自己中心的」(奈良県・43歳)
「外面がいい」(新潟県・50歳)
「人の話を聞かない」(京都府・44歳)
「親の言いなり」(大阪府・51歳)
「他人を思いやれない」(石川県・53歳)
こうした声からも、妻を大切にせず、自分自身や親などを優先する傾向が強いことが分かります。
では、離婚を選んだ人はどれくらいいるのでしょうか。「その『エネ夫』とは離婚しました?」という設問に対しては、「はい」と答えたのは155人中39人(25%)でした。4分の1が離婚を選択していたことが分かります。年代別に見ると、30代(43%)、40代(31%)、50代(26%)となり、若い世代のほうが人生のリセットを決断する傾向にあるようです。さらに、離婚を選んだ39人に対して行われた「『エネ夫』と離婚したことでスカッとしましたか?」という問いには、なんと9割近い87%が「はい」と答えました。
(Hint-Pot編集部)