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モラハラ、マザコン、子ども嫌い… 「ハズレ夫」に当たった女性たちの本音

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

座談会の様子【写真:Hint-Pot編集部】
座談会の様子【写真:Hint-Pot編集部】

 結婚してからも独身のようにふるまったり、わがままが過ぎて共同生活に向かなかったりする夫を、「ハズレ夫」と言い、女性が敬遠する対象になっています。でも、結婚するまで“ハズレ”かどうかわかりにくいことが、いわゆるハズレ夫のパターン。そこで緊急座談会を開催。「ハズレ夫」に当たってしまったという主婦&元主婦3人に集まっていただき、どうすればハズレ夫を選ばずに済むか聞いてみました。

 ◇ ◇ ◇

3人の女性達が自らの経験を語る座談会 「ハズレ夫」の生態とは

――今日はお集まりいただきありがとうございます。さっそくですが、皆さんが“ハズレ”と実感したエピソードをお聞かせください。

吉田りえさん(仮名・以下、りえ)  私の場合は、夫が驚くほど、子どもに興味を持ってくれなかったことです。結婚をして、子どもを産んで、責任をもって育てていくのが当たり前だと思っていた私と、結婚するのはいいけど、子どもに対して責任を持ちたくなかった夫。息子が生まれるまではさんざん「俺、いい父親になるからね! 苦労はさせないからね!」なんて言っていたのに、生まれたとたん、「はぁぁぁぁぁ。なんで子どもなんて作っちゃったんだろう……」ってため息混じりに言い出す始末で……。

川崎英子さんさん(仮名・以下、英子)  我が家はもう、典型的な“ママンスキー”です。何かあるたびに義母に電話をして相談。仕事から帰ってきたら、まず義母に電話。土日のどちらかは、義実家詣り。「なにこのマザコン!?」って(笑)、最初は本気でびっくりしました。まぁ、子どももいないのに専業主婦させてくれるし、給料はいいし、ママが大好きな以外はとくに不便はないので離婚していないんですが……あとは、りえさんちのように、子どもが生まれてどう変わるか、ですかね。

佐藤みずほさんさん(仮名・以下、みずほ)  私は昨年離婚しちゃったんですが、いわゆるモラハラ夫だったんですよ。共働きだったんですが、私が料理をしている間にトイレを掃除してほしいって頼んだら「働いて帰ってきて疲れてるのに、なんで俺が家事するの? おまえがやれよ。女だろ?」って。素の顔で言われたとき「あれ!?」って思いました。朝食に時間がなくて、チーズトーストとコーヒーを出したら「手抜きするな!」。残業で夕飯に惣菜の唐揚げを出したら「こんな食事をさせるなんて、俺を殺す気か!」。それでいて、家賃も電気代も水道代も折半。それならせめて、食費くらい出してくれるだろうと思ったら「なんで? 用意するのはおまえなんだから、おまえが出すのが筋だろ?」って(笑)。おまえの言う「筋」ってなんだよ! 共働きしている妻に家事をすべて押し付けて、自分は今までの生活と変わらない状態でいたいだけじゃん! って、怒りを通りこして呆れちゃいました。実家の親から「石の上にも3年だよ」って言われて、なんとか2年は我慢したんですが、帯状疱疹が出ちゃって。それで離婚したんです。