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「未だケンカの原因」「意外と気を使う」 結婚前に話し合っておけば良かったこと1位は

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

結婚前からお互いの意見をすり合わせておくことが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】
結婚前からお互いの意見をすり合わせておくことが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 結婚して新たな生活がスタートするにあたり、楽しみな気持ちと同時に「うまくやっていけるかな?」と不安を抱えている人も少なくないでしょう。結婚生活において、価値観や考え方のずれは大きな障害となってしまうこともあります。そこで未婚者と既婚者を対象にした調査から、「結婚前に話し合うべきこと」について探ってみましょう。

 ◇ ◇ ◇

意見のすり合わせは結婚前から重要! 具体的な項目は

 エン婚活エージェント株式会社は2021年4月、「結婚前に話し合うべきこと」に関する調査を実施しました。対象は20~40代の未婚男女510人と既婚男女517人です。

 まずは「すり合わせておきたい考え方」についての設問から。「結婚式・入籍関連」「生活(家事・育児)」「住まい」「仕事・キャリア関連」「お金」の5項目に分けて、未婚者・既婚者がそれぞれ回答しています。

【未婚者:結婚式・入籍関連ですり合わせておきたいこと】
1位「両親への挨拶について」(35.3%)
2位「入籍までの期間について」(22.9%)
3位「結婚式の有無について」(22.6%)

【既婚者:結婚式・入籍関連ですり合わせておけば良かったこと】
1位「入籍までの期間について」(25.9%)
2位「結婚式の予算について」(19.3%)
3位「両親への挨拶について」(18.2%)

 結婚式・入籍関連では、未婚者は「両親への挨拶」、既婚者は「入籍までの期間」が最も多くの回答を集めました。これから家族になるお互いの親への挨拶が第一関門、と考える未婚者が多いようです。未婚者では10%強にとどまった「結婚式の予算」が既婚者では20%近くに上っていることから、経験してみないと気付けないポイントの1つかもしれませんね。

生活が始まってからも話し合うことは山積み

 続いて、結婚後に関する項目について見てみましょう。まずは「生活(家事・育児)」からです。

【未婚者:生活(家事・育児)ですり合わせておきたいこと】
1位「家事について」(39.6%)
2位「子ども・育児について」(31.2%)
3位「食事について」(16.5%)

【既婚者:生活(家事・育児)ですり合わせておけば良かったこと】
1位「子ども・育児について」(34.0%)
2位「家事について」(30.6%)
3位「休みの日の過ごし方について」(14.1%)

 未婚者・既婚者ともに、生活の中で家事と育児に関しては、考えをすり合わせておくべきと思う人が多いことが分かりました。近年は世界的に男女格差をなくす流れになっているものの、日本では「家事・育児は女性の仕事」という風潮がどうしても根強くあります。夫婦間での意識差には注意が必要です。

 また、「住まい」については未婚者・既婚者ともにトップ3が同じでした。住む場所はもちろんのこと、親との同居についてもお互いの意思を確認しておくことが、今後のライフプランを計画的に立てる上でも大切なことだと思われます。

【住まいについてすり合わせておきたい(未婚者)・すり合わせておけば良かった(既婚者)こと】
1位「今後の居住地について」(61.0%・50.5%)
2位「親との同居について」(28.8%・21.9%)
3位「住宅ローンについて」(8.0%・19.3%)