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実録・義母のせいで小姑と険悪に 「事情が事情だけに口を挟んでいいものか…」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

写真はイメージです【写真:写真AC】
写真はイメージです【写真:写真AC】

「秋ナスは嫁に食わすな」といったことわざがあるように、古来から嫁と姑は犬猿の仲といわれてきましたが、近年では良好派なご家庭も増えているとも聞きます。しかし、親戚づきあいのなかで昔から関係が難しいと言われているのは、姑だけではありません。それは夫の実の姉妹、いわゆる小姑です。「小姑一人は鬼千匹に向かう」と言われるほど、小姑は扱いにくい存在となることが多いようです。義実家のお墓を巡り、小姑との関係に頭を悩ませているという女性に話を聞きました。

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初対面から敵意むき出しの義妹にたじたじ

 佐久間エリカさん(仮名・33)は、2年前に結婚した新婚さん。同い年の夫、知宏さん(仮名)には3歳年下の妹がいます。家族の顔合わせをする前から、義妹は23歳で結婚して家を出ており、男女ひとりずつの子どもに恵まれ幸せに暮らしていると聞いていました。

 また、義妹は盆と正月以外はあまり義実家には寄り付かず、ふたりの子どもの出産時すら里帰りはしなかったと聞き、エリカさんは正直ホッとしたといいます。知宏さんは長男のため、結婚から数年後には義実家を二世帯住宅に改築し、同居することを婚約時から決めていたからです。知宏さんによると、義妹は昔からドライな性格できっとエリカさんともウマが合うだろうとのことでした。

 しかし、その予想が覆されたのは、結婚式の4か月ほど前。新年の挨拶がてら、招待状の送付リストを作成するのに親戚関係を確認するため、義実家を訪れたときのことでした。その時、家族で帰省していた義妹と初めて顔を合わせました。

「初対面にもかかわらず、義妹の私を見る目が完全に敵意むき出しで驚きました。何か私が気に入らないことをしてしまったのかと悩んだのですが心当たりがなく、後から夫に義妹は実はブラコンではないか聞いたのですが、ここ何年もほとんど口を聞いてないと言うんです」

 結局その日は、義両親に招待客について確認し、数時間ほどの滞在で義実家を後にしたエリカさん達。その後、結婚式もつつがなく終わり、義妹の真意は不明でしたが年に何度も顔を合わせるわけではないからと、気にしないことに決めたといいます。

 ところが、エリカさんのそんな気持ちに反して、夫側のいとこ達の年齢が近いためたまたま結婚式が連続したり、夫の祖母が入院するなど、義妹と顔を合わせなければならないことが続いたそう。義妹はいとこの結婚式で集合写真を撮影する際、靴を履いたままの姪を抱きかかえてエリカさんの後ろに立ち、姪の足をエリカさんの背中に乗せたり、祖母を見舞いに行った際には、入室しようとするエリカさんの目の前で扉を閉めたりと、地味な嫌がらせととれないこともないことが続いたそうです。