おもちゃを夢中でカミカミする1匹の豆柴。ふとカメラを向けられていることに気づき、こちらを見つめたままピタリと動きが止まります。その唐突ともいえる固まり方は、まるで“一時停止”ボタンを押したかのよう。ツイッター上で5000件を超える“いいね”を集めた動画について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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夢中でカミカミしていたら…見事な“フリーズ”姿を披露した九十くん

　今回の主役は、豆柴の男の子で1歳7か月の「九十（きゅうと）」くん。かわいらしいお名前は、英語の「cute（キュート）」から発想したのだそう。

「和犬なので漢字で『九十』にしました。飼い主が90歳になるまで一緒にいたいなという思いも込めています」

　注目を集めたのは、おもちゃで遊んでいる九十くんをとらえた動画。そこには、クッションの上でくつろぎながら、ロープのおもちゃを夢中でカミカミする様子が映っています。すると、九十くんはカメラを向けられていることに気づき突然フリーズしました。数秒もの間、ピクリとも動きません。いったい何があったのでしょうか？

「フリーズ理由は、たぶんスマートフォンに気づいて『あ、例のやつだー』と思ったか、何かが急に気になったかだと思います」

　飼い主さんがこの動画に「5秒フリーズしますがスマホの不具合ではございません」とメッセージを添えて公開すると、5000件超の“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「完全に一時停止してますね」「なぜ固まるw」「謎のフリーズ」「きっとこの5秒がキメポーズ（笑）」「言われなかったら、不具合かと思ったよ　なんなのそのフリーズ」「ヤベ、見られた！　みたいな感じかな？」など、たくさんの声が寄せられています。

満を持してお迎えした九十くん　幼少期はお医者さんも認める“やんちゃっ子”

　飼い主さんによると、九十くんは時々“一時停止”することがあるそうです。

「今回のような長いフリーズはよくあるわけではないですが、いたずらして私に気づかれてしまったとき、宙を見つめて“一時停止”はときどきあります。わんこ“あるある”でしょうか」

　十数年前、一軒家に引っ越しをしてからずっとわんちゃんをお迎えしたいと考えていたという飼い主さんご夫婦。2年前にお迎えするための条件が整い、ほぼ同じタイミングで九十くんとの出会いが訪れました。

「珍しいくらい濃い茶色の毛並みと、口がどこにあるか分からないくらい真っ黒なマズル、なにより、好奇心旺盛そうな生き生きした瞳に見つめられてノックアウトでした」

　おうちにやってきた九十くんは、飼い主さんの予想通り元気はつらつ！　そのわんぱくぶりは、獣医師さんも認めるほどだったそうです。

「お医者さんとトレーナーさんのお墨付きをもらうほどの“やんちゃっ子”。スマホを向けられるのが基本好きじゃないみたいなので撮るのは難しいのですが、表情豊かな子です」

　九十くんのかわいい写真や動画は、これからもどんどんと増えていくことでしょう。

○取材協力：豆柴九十（@rojiko7）さん

（Hint-Pot編集部）