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犬に襲われ上唇を失った女性 7回の再建手術を乗り越え米国で称賛殺到「最高の結果」
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上唇と鼻の一部を失った女性が、最後と期待する再建手術に臨んだことをインスタグラムで報告し、米国で称賛の声が上がっています。批判的な声を受けながらも、2年以上に及ぶ治療の様子を事故直後から公にしてきた女性。その胸中とは――。
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親戚の家で事故に けがの様子をシェアしてきたクーリーさん
プロスケートボーダーでモデルのブルックリン・クーリーさんは、2020年11月に親戚の家で事故に遭いました。クーリーさんは、いとこが飼育するピットブルを撫でようとキッチンへ。その犬とは何度も会ったことがあるそうですが、次の瞬間、飛びかかられて唇に噛み付かれてしまいました。
クーリーさんはすぐに救急病院へ行きましたが、元通りにすることは叶わず。上唇と鼻の先の一部を失ってしまったのです。
事故からまもなく、クーリーさんは自身のインスタグラムでそのことを報告。その後、事故直後に撮影したけがの写真や、再建手術をするたびに記録してきた治療の過程を、勇気ある言葉とともに投稿してきました。
「同じような経験をしている誰かのために」
事故から2年3か月ほどが経った現地時間16日、クーリーさんはとうとう最後になると思われる再建手術後の顔写真を公開しました。抜糸前のため、ところどころ手術糸が見えているものの、そこにはしっかりと生まれ変わった上唇が。ここに至るまでに7回の再建手術が行われました。
唇の感覚を取り戻して完全に回復するまでには、約4か月がかかるそう。クーリーさんは正直なところ仕上がりに期待していなかったそうですが、完璧主義者の担当医に美しく治療してもらえて満足しているそうです。クーリーさんは手術前、米誌「ピープル」に対しその胸中を語っています。
「以前は、どうでもいいような小さなことにばかり気を取られていました。たとえば、あのとき(事故の前)上唇にニキビができたことがとても不安だったのを覚えています。しかし、15分後には唇全体が消えていました。そして、私は今を生きることを学び、美には定義がないことを学びました」
再建手術の成功を報告する投稿には、10.4万件もの“いいね”が。さらに後日、抜糸したことを報告する投稿には2.1万件もの“いいね”が集まりました。コメント欄には「この旅のすべてを分かち合うなんて、とても素晴らしいこと」「まさに完璧です! 旅は最高の結果で終わりを迎えます」「強く進み続けましょう!」「私はあなたにとても感謝しています。更新ありがとう」など、称賛の声が殺到しています。
(Hint-Pot編集部)