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レジェンド職員の退職日 同僚たちのサプライズに米国で大反響 「最高にかわいい」
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退職が決まった最終出社日、あなたはどのように送り出されたいですか? 米国では、30年以上勤め上げ「レジェンド」と呼ばれた保護観察官が退職することに。同僚たちの粋なサプライズがTikTokに投稿されると、大きな話題になりました。笑顔あふれる光景に対し、「最高にかわいい」など称賛の声も上がっています。
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青いTシャツ、ダウンベスト…同僚たちがいつものファッションを再現
米カリフォルニア州モントレー郡保護観察所では、現地時間の昨年12月29日、30年近く勤務してきた「レジェンド」ことケビン・クリスチャンさんが退職の日を迎えました。同所は公式フェイスブックで、クリスチャンさんの勤勉ぶりに感謝を伝え、有意義な退職後の生活をエンジョイするようメッセージを送っています。
そんな「レジェンド」の退職日には、ちょっとしたサプライズがあったようです。クリスチャンさんの最終出社日、6人の同僚たちが驚きの格好で出迎えます。それはなんと、カツラをかぶり、クリスチャンさんのトレードマークになっているダウンベスト、青いTシャツと濃色のパンツを着用したスタイルでした。
同僚のダイアナ・マニュエルさんが投稿した映像には、映画『ミッション:インポッシブル』のテーマソングとともに衣装を用意するスタッフたちの姿が。そして、同じ格好の6人に囲まれたクリスチャンさんは顔を真っ赤にして笑い、照れ隠しなのか顔を両手で覆うシーンも映っています。
投稿されたのは昨年末のことですが、映像は2か月間でじわじわと話題になり、現在までに49.8万件もの“いいね”が集まりました。また、コメント欄には「最高の同僚たち」「この人は同僚に愛されているんだ! 神のご加護を」「最高にかわいい」「これが褒め言葉でないなら、何が褒め言葉なのかわからない」など、称賛の声が殺到しています。
「ユーモアは息抜き」 危険と隣り合わせの仕事をする保護観察官たち
米紙「USAトゥデイ」電子版によると、マニュエルさんたちは当初、ハロウィンでこのサプライズを仕掛けようとしていたそう。しかしカツラが手に入らず、その後クリスチャンさんが12月に引退することを知ったエマニュエルさんは、「最後の出勤日に実行したら愉快だろう」と思い計画を立てました。
制服ではないため、クリスチャンさんが当日、いつもと違う格好で出勤する可能性もありました。しかし、エマニュエルさんは彼がよく同じ服を着ていることや、それがお気に入りのコーディネートであるとわかっていたため、実行に移したのです。エマニュエルさんは、このハッピーな計画を立てたことについて次のように説明しています。
「私たちは保護観察官であり法の機関ですが、時間が許す限り楽しまなければなりません。ときに非常に深刻で、ときに危険な仕事を行う私たちにとって、ユーモアは息抜きの方法なのです」
エマニュエルさんはその後、クリスチャンさんの感想が入った動画を公開。「オーマイガー」と、信じられない様子で立ち止まる素のリアクションが反響を呼びました。
(Hint-Pot編集部)