「クリスマスにこんなサプライズクッキーはいかがでしょう」。そんなメッセージを送ったのは、アイシングクッキー作家の山本しおり（@Fiocco_cookie）さん。一見すると、とてもかわいらしいラッピングが施されたボックスですが、実はクッキーです。しかも割ってみると、中にはあっと驚く仕掛けが！　ツイッター上では1.7万件以上の“いいね”を集め大きな話題になっています。クリスマスにぴったりの作品について、詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

アイシングクッキーを割ってみると…うれしいサプライズに感動

　粉砂糖に卵白や水を混ぜて作ったクリーム（アイシング）で、クッキーの表面をデコレーションして作るアイシングクッキー。好きな色で模様を描きながら自由にアレンジできることから、贈り物としても人気です。

　今回話題になった山本さんの作品は、ギフトボックス型のアイシングクッキー。デコレーションだけでなく、うれしい仕掛けが隠されています。

　山本さんがツイッターに投稿した動画には、モミの木柄の包装紙にイエローのリボン、さらにヤドリギの装飾が施されたかわいらしいプレゼントボックスが映っています。それを両手で割ると、「パカッ」と小気味良い音を立てて真っ二つに。そして中からは紅白の小さな粒と、白いマフラーを巻いた愛らしいクマさんが飛び出てきました。

　それだけでも驚きですが、動画にはこのアイシングクッキーが出来上がるまでの工程も収められています。まずはクッキー生地から土台部分を型抜き。焼き上がると、中央にある小さなくぼみの中に、手作りしたアイシングクリームのテディベアと紅白のシュガースプレーを入れます。

　そしてウエハーペーパー（でんぷんでできた可食の紙）をのせてから、アイスグレー色のアイシングクリームでフタをします。そして黄色のアイシングクリームでリボンをデコレーション。右上には緑と赤でヤドリギが表現されています。

　投稿は話題になり、1.7万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「かわいいプレゼントですね！」「欲しい!!」「クッキーは見た目を飾って楽しむだけではなく、サプライズを仕込むことも可能なんですね」など、感動の声が寄せられています。また購入を希望する声も上がりましたが、残念ながら販売の予定はないそうです。