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雪崩に巻き込まれた米国のスキーヤー 九死に一生を報告し18万人が戦慄 「超怖い」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

バックカントリースキーは危険と隣り合わせ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
バックカントリースキーは危険と隣り合わせ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 人気が高まり続けているエクストリームスポーツ。技の華麗さや、まるでその場にいるような臨場感などで見る者を魅了しています。しかし、常に危険と隣り合わせのため、一歩間違えば大きな事故につながることも。米国のプロスキーヤーが、雪山を滑走する様子をインスタグラムに投稿。その映像が「怖すぎる」と話題になっています。

 ◇ ◇ ◇

急斜面を滑走 雪崩に巻き込まれて岩に衝突

 米コロラド州出身のプロのビッグマウンテンスキーヤーで、コンテンツクリエイターのオーウェン・リーパーさんは2月のある日、同ワイオミング州ジャクソンホールの雪山でバックカントリースキーの撮影を行っていました。そのとき遭遇した危機一髪の状況をインスタグラムに投稿し、大反響を呼んでいます。

 バックカントリースキーとは、整備区域外の山岳を滑り降りる、手つかずの自然やパウダースノーを楽しめるアクティビティ。絶景が魅力的な一方で、危険な場所もあるため注意が必要です。

 リーパーさんがこの日滑り降りようとしていたのは、2度ほどトライしたことがある、崖や岩に挟まれた狭い斜面。投稿によると、リーパーさんはこの日の気象条件などをしっかりとチェックしており、雪崩の心配はあまりしていませんでした。

 実は、過去2回とも岩が多すぎて戻ってきたことがあったため、この日はゆっくり滑るしかないと思っていたそう。しかし、足元の雪が崩れ出し、雪崩に巻き込まれてしまいました。

 リーパーさんはどうにかエアバッグを広げようとしましたが、肩が雪に埋まりエアバッグが開けません。そして、体ひとつで岩ばかりの斜面をなすすべなく流されてしまいます。途中で大きな岩に激突したときの衝撃が、カメラ越しにも伝わってきます。

 最終的にはどうにか体勢を保ち、雪に埋もれずに止まることができました。岩に衝突した衝撃で肩は脱臼していましたが、それ以外は奇跡的に無傷。その後、どうにか仲間やレスキューを呼んで、3人がかりで脱臼を治してもらったそうです。

「山では毎日がリスク」 今後も追求していくと決意したリーパーさん

 リーパーさんの目線カメラがとらえた衝撃映像は、大反響を呼びました。投稿には18万件もの“いいね”が集まっています。

 また、コメント欄には「あなたが(ほぼ)無事で良かった。これを投稿してくれて良かった。このような出来事から常に何かを学ぶことができる。そして、あなたは驚くほどにタフだ」「ご無事でなによりです。明らかにもっとひどいことになっていたかもしれませんね。もう一本のスキーは見つかりましたか?」「うわ~超怖い」など、たくさんの驚きの声が寄せられました。

「山では毎日がリスクで、雪崩の危険が“ない”日は、シーズン中一日もありません」とリーパーさん。「軽傷で済んだのは本当に幸運だったと思います。今後は外出するたびに、この事故のことを必ず考えるでしょう」と、今回を教訓に肝に銘じつつ、さらにエクストリームスキーを極めていくことを心に誓っています。

(Hint-Pot編集部)