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春のお彼岸 お供えする花に決まりはある? コーディネーターに聞いた
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教えてくれた人:のなか りえこ
もうすぐ春のお彼岸です。2023年の春のお彼岸は、3月21日(火・祝)の春分の日を中日とした3月18日(土)~3月24日(金)。お墓や仏壇などに花を供える人も多いでしょう。供えるのに向いている花や気をつけるポイントなどを、フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに伺いました。
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定番の供花に春らしい花を加える
お彼岸は日本の雑節のひとつで、先祖や故人を供養する日本特有の風習です。「暑さ寒さも彼岸まで」との言葉がありますが、とくに春のお彼岸の時期は冬の寒さがやわらぎ、花木にとっても過ごしやすい季節。店頭にもたくさんの種類の花が並ぶので、何を選んで良いか迷うこともあるかもしれません。
お供えの花というと、菊やユリを思い浮かべる方も多いと思います。通年流通していて、長持ちするため、慶弔でよく用いられる花です。また、カーネーションやトルコキキョウといった花も、花期が長く好まれます。
とくに決まりはありませんが、ユリは種類によっては香りが強いので避ける場合も。また、トゲや毒のある花は避けたほうが良いとされています。亡くなってから日が浅い場合は、白を基調とした花を選ぶようにしましょう。
しかし、近年は故人が好きな花を贈る方が増えています。花を選ぶのに迷われたら、これら定番の花に季節の花を加えると良いでしょう。春のお彼岸時期なら、ストックやフリージアなど。色もさまざまあり、春を感じる供花としておすすめです。また、チューリップやスイートピーなども、春を感じられる代表花として好まれています。