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仏壇にお供えする花 適さない種類と理由は? 飾り方や本数のマナーをプロが伝授
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教えてくれた人:のなか りえこ
お盆休みには仏壇に手を合わせたり、お墓参りに行ったりというのが一般的でしょう。仏様や仏壇にお供えする花を「仏花(ぶっか)」と言います。どんなお花が良いでしょうか? 適する花、適さない花などについてフラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんが解説します。
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仏花とは NGはどんな花?
仏花とは、仏様や先祖、故人に対して捧げるものであると同時に、供えたその人の心を穏やかにするものといえるでしょう。しかし、昔から仏花には「適さない」といわれている花があります。現代では、供えられることもあるようですが、チェックしてみましょう。
【仏花に適さない花】
・香りの強いもの
ユリなど。香りが強いと不快に感じる人もいる、虫が寄ってくるなどが理由とされます。
・トゲがあるもの
バラ、アザミなど。殺生をイメージすることから避けられてきました。
・毒のあるもの
スイセン、ヒガンバナなどには毒があるといわれています。
・つるがあるもの
アサガオ、クレマチスなど。ツルが絡み付くので避けた方が良いでしょう。
この他、ボタンやツバキの花などは、散る時に花が丸ごと落ちるため、“首から落ちる”という意味合いから避けられることがあります。また、すぐに枯れてしまう花も避けた方が良いでしょう。