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歓送迎に花を贈る際のマナー オーダーのコツとは コーディネーターに聞いた
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:のなか りえこ
年度の変わり目となる季節。職場では異動や入社などの歓送迎会、学校では卒業式や入学式などがあり、花を贈る機会が増えるでしょう。気をつけたいポイントはあるのでしょうか? オーダーする際のコツなどを、フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに伺いました。
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直接渡すときは受け取った後の配慮を
卒業式や入学式、転勤や異動など、別れと出会いが多い春。お祝いや感謝の気持ちを込めて、花を贈ることが増える季節です。
とくに今年の春は対面の機会が増えて、歓送迎会などで花束を直接渡す機会が多くなると思います。その場合、相手が受け取った後のことを配慮することがとても大切です。たとえば、持ち帰る際の荷物や移動のことを考えて、花束は大きくなりすぎないようにしましょう。花束を贈る相手が花瓶を持っていないかもしれないと感じる際は、そのまま飾れるアレンジメントを渡すのが良いと思います。
また、直接渡して気持ちを伝えることが叶わない場合は、相手のご自宅に送ると良いでしょう。その場合は、相手の予定を事前に聞いてからが鉄則。花は生ものなので、不在で受け取れないということがないようにしましょう。
花店にオーダーする際のポイント リクエストは事前に!
花の数がある程度多くなる場合は、花店に事前オーダーすることをおすすめします。とくに、花を贈る機会が多い時季は、当日オーダーだと店頭の花が十分にないこともあり得ます。注意しましょう。
花店にオーダーする際、「お任せ」で依頼する方も多いと思います。そうしたときは、どんな方に贈るのか、色の好みやイメージなど、何かしら情報を加えて頼むと良いでしょう。贈る相手の好みがわかっている場合や、入れてほしい花などのリクエストを事前に伝えると、より心がこもったギフトになると思います。
また、複数の花束をオーダーする際、ボリュームに差をつけたいときなどは事前に伝えるとスムーズです。使用する花の単価によっては、予算金額の違いだけではボリュームに差が出ないこともあります。複数をオーダーする際は、同じボリュームが良いのか、ボリュームに差があるほうが良いのかを伝えましょう。