1990年代に社会現象を巻き起こし、今でも根強い人気を誇る少女漫画「美少女戦士セーラームーン」。そのキャラクターをモチーフにしたスイーツが、ツイッター上で話題になっています。風になびくセーラー戦士たちのドレスをクレープで表現すると、2.2万件を超える“いいね”が。製作したはなこ（@hanako_moon）さんに詳しいお話を伺いました。

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これまで作った数は200点以上　“「セーラームーン」オタク”のはなこさん

　1991年から1997年に、少女漫画雑誌「なかよし」で連載された「美少女戦士セーラームーン」。個性的な女の子のキャラクターたちが、美しい戦士に変身し、地球の侵略者たちと戦う姿が一大ブームを築き、連載が終わって25年以上経った今でも人気を博しています。

　はなこさんは「セーラームーン」に登場するキャラクターをモチーフに、スイーツやフードを製作しています。同漫画が連載されていた当時、リアルタイムで読んでいた世代で、自身を“「セーラームーン」オタク”と称するほど大の「セーラームーン」ファンです。

「グッズ集めやイベントに参加しながら、5年ほど前から『セーラームーン』キャラクターメニューを作って楽しむようになりました。作った数は、現時点で200点を超えました。いつか原作者である武内直子先生に作品を見ていただくことが夢です」

キャラクターのイメージカラーを際立たせるため、さまざまな食材で工夫

　今回話題になったのは、「セーラームーン」に登場するキャラクターで“外部太陽系戦士”という4人のセーラー戦士をモチーフにしたクレープでした。ブルーベリーを練り込んだクレープ生地にハチミツ漬けのレモンを添えた「ウラヌス」（天王はるか）、アボカドやハムを挟みマヨネーズで味付けしたおかず系クレープの「ネプチューン」（海王みちる）、ブルーベリーと生クリームで上品な紫色をあしらった「サターン」（土萠ほたる）、色鮮やかなブドウがアクセントの「プルート」（冥王せつな）です。

　キャラクターの上半身部分はチョコレートで丁寧に描かれています。また、それぞれのイメージカラーを際立たせるため、色に合わせたさまざまな食材を散りばめました。

　今回の作品のポイントは、「タリスマン」というアイテム。ウラヌスの「スペースソード」、ネプチューンの「ディープアクアミラー」、プルートの「ガーネットオーブ」をそれぞれのプレートに描いています。剣の鋭さやミラーの模様、オーブのハート形など、細部にわたって再現するこだわりぶりです。

　完成したセーラー戦士のクレープを4つ並べてツイッターに投稿すると、なんと2.2万件を超える“いいね”が集まり、大反響となりました。リプライ（返信）には、「食べるのがもったいない」「尊いです」「す、すごい!!　めっちゃかわいい」「夢があるなぁ～」「おしゃれで、かわいくて、世界観も抜群で、こんなデザイン思いつくなんて天才!!」「『セーラームーン』観て育ったのでテンションぶち上がりました」「もう芸術作品　お仕置きより味わいたい」「見ただけで誰かわかる」といった声が寄せられ、多くの「セーラームーン」ファンを虜にしました。