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からだ・美容

花見宴会が解禁 飲みすぎや思わぬ事故には要注意 医師が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:佐藤 留美

桜に見入りすぎて転倒や風邪をひかないよう注意

 また、多量の飲酒以外にも、花見時期には思わぬけがに注意が必要です。

「花見に夢中になり、脇見をして転倒・転落などの事故につながることがあります。また、春先は日中が温かいため薄着で出かけがちですが、朝晩は冷え込み、寒暖差が大きくなりがちです。飲酒することで体温調整が鈍くなり、風邪をひいてしまうことも考えられるでしょう」

 花見には、なるべくかかとが低い靴、履き慣れた靴を選び、防寒に努めるべきだと佐藤先生は言います。

「スリッパや草履は滑りやすいので、可能であればスニーカーが安全です。また、防寒具をしっかりと準備し、厚手の上着や毛布を持参するなどして体を温める工夫をしましょう」

(Hint-Pot編集部)

佐藤 留美(さとう・るみ)

久留米大学医学部卒業後、同大学病院や市中病院にて臨床医として研鑽を積む。大学院では感染症学の研究に励み、医学博士号を取得。臨床面では内科・呼吸器・感染症・アレルギーなどの専門医及び指導医となり、同大学関連の急性期病院にてCOVID-19の診療など第一線で活躍中。花粉症や喘息などのアレルギー疾患の診療経験も豊富。その傍ら、現在は藤崎メディカルクリニックの副院長として地域医療にも取り組んでいる。