「写真や動画を撮ってシェアしてくださる雪国の柴飼いさんに感謝」

　描かれたさまざまなシーンのなかで、柴三堂さんのナンバー1はどの子だったのでしょうか。

「イラストで描きたくなってしまうぐらいなので正直、どの柴ちゃんも大好きです。強いて挙げるなら『あげぱん柴』が好きです。フォロワーさんの地域やその日の天候、どのくらい柴ちゃんが雪を満喫したかによって“砂糖”の量やかかり具合が変わるので、SNSで見かける度に癒やされてました」

　実は「雪国の柴ちゃんに癒やされたこと」はシリーズ化しており、発表するのは今年で2回目になります。柴三堂さんは、題材になる素敵な写真をたくさん投稿してくれるフォロワーさんたちに対して、感謝の気持ちでいっぱいなのだそう

「トイレは外派が多い柴ちゃん。極寒のなかお散歩するのも大変なのに、写真や動画を撮ってシェアしてくださる雪国の柴飼いさんに感謝しております！」

「これからも幅広い柴犬イラストを描いていきたい」

　柴三堂さんは、2019年頃からSNSを中心にイラストを描き始めました。2021年頃からはオリジナルグッズも制作するなど活動の幅を広げて取り組んでいるそうです。

「これまでの作品数は、正確には把握していませんが、柴犬イラストの待ち受けカレンダー画像を描いたり、フォロワーさんのうちの子（愛犬）をイラスト化する企画をしたりと、いろいろやっています。アイコン的な柴犬イラストや、デザインチックなものも含めれば50点は描いていると思います」

　そんな柴三堂さんが、手がけた作品の中で一番お気に入りなのが、夜景をバックに音楽を聴いているクールなテイストで描かれた柴犬のイラストです。

「今まではかわいい柴犬イラストを描くことが多かったのですが、このときはかっこいい柴犬イラストを目指して制作しました。イラストを描くために夜景の写真を撮りにいき、それを資料に背景を描きました。最近のなかで一番力を入れて描いた一枚です。これからもかわいいからかっこいいまで、幅広い柴犬イラストを描いていきたいと思います！」

　表情豊かな柴犬の魅力をさまざまな視点からイラストに描き続けている柴三堂さん。今後どんな柴犬のイラストが発表されるのか、楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）