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からだ・美容

暖かい季節も毎日湯船に浸かったほうが良い5つの理由 お風呂のソムリエが解説

公開日:  /  更新日:

著者:河野 正

お風呂のソムリエ・松永武さん
お風呂のソムリエ・松永武さん

暖かくなっても入浴を 美容、快眠、疲労回復にも役立つ

 松永さんによると、気温が高くなる夏季の入浴はとくにおすすめだとか。暑くなってくると汗をかきやすく、肌トラブルが気になるケースが増えてきます。また、暑さで寝苦しさを感じて寝不足になったり、エアコンで体が冷えて疲れが取れなかったりして不調を感じることも。そんなときこそ、入浴の作用が役に立つそうです。

「皮脂やメイクなどの汚れをしっかり落として清潔にしていないと、あせもができたり、虫に刺されやすくなったりもします。きちんと湯船に浸かれば毛穴の奥に詰まった汚れがしっかり落ち、全身を清潔に保つことができるので肌トラブルを回避できます」

 また、快眠や疲労回復には、寝る前の入浴が良いといいます。

「入浴の温熱作用は、エアコンでの冷えを改善し、深部体温を上げることができます。入浴後に深部体温をしっかりと下げることでスムーズな入眠を可能にし、質の良い睡眠につながるでしょう。浮力作用で全身をほぐす状態に、さらには静水圧作用によって全身マッサージ効果もあるので、自律神経が整いやすく、疲労回復と心身の安定した状態にもつながるのです」

 以上のことから、暖かくなってきても湯船に浸かることは大切。入浴するメリットを最大限にいかし、一日をリセットしたいですね。

松永武(まつなが・たけし)
お風呂が好きすぎて脱サラしたお風呂ソムリエで、5万点以上を試したバスグッズマニア。温泉や銭湯、自宅の風呂などさまざまなお風呂の楽しみ方を探索中。10年の構想を経て、極上のサウナ体験ができるテーマパーク「サーマルクライムスタジオ」を静岡県にオープンした。「マツコの知らない世界」(TBS)や「ヒルナンデス!」(日本テレビ)など多数のテレビ番組に出演。3月に「とことん楽しむサウナの世界」(日本文芸社)を刊行。

(河野 正)