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キッチンの下から18世紀の井戸が! リノベ中の発見に英国で注目 「リングだあぁ」
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家を建てようと工事をしたところ、遺跡が出てきて大変なことになった! といったニュースを日本でも聞くことがあります。英国では、ある男性が自宅をリノベーションしている最中に、300年前の井戸を発見。自宅のインテリアの一つにしてしまおうと、自力で工事を続けていることが大きな話題になっています。
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「新しいキッチンに井戸を取り込もう」 地道な工事を開始
英チェシャー州在住の配管工で、TikTokクリエイターのモーティーラッド(@MortyLad)さんは、自宅キッチンに床暖房を敷設するための工事を自らの手で行っていました。その際に、床下から奇妙なものを発見したそう。それは、18世紀頃のものとみられる井戸でした。
モーティーラッドさんは井戸を見つけてからの記録をTikTokに投稿しています。それによると、砂を取り除こうと床下を掘っていたところ、「ある場所で奇妙な砂利状の混合物に出くわした」そう。調査をしたところ、それには空洞があり、水が溜まっていることが判明しました。
水が湧いてくるその場所を彫り進めていったところ、古いレンガの輪が出てきたため、それを見て古い井戸が出てきたことを確信。モーティーラッドさんは20年この家に住んでいますが、その間、300年以上前に作られた井戸の上を歩いていたとは気づいていなかったといいます。
その後、「この井戸を新しいキッチンに取り込もう」と決意したモーティーラッドさんの地道な作業が始まりました。
上を歩くことができる強化ガラスでフタをするのが最終目標
井戸内を掘り進めていくと、中からは古いブランデーの瓶や、便器の破片などが出てきました。モーティーラッドさんはそれらを取り除きながら、バケツで水を汲み出しては掘るという作業を続けていきます。
最終的には、井戸の上部に滑車を付けて地道に排水を行いながら、はしご兼用脚立が必要な高さまで掘り起こしました。また、井戸と床の高さを合わせる必要があるため、新しいレンガを古いレンガの上に積み上げる作業も行います。
このロマンあふれる一連の工事は米紙「ニューヨーク・ポスト」などさまざまなメディアに取り上げられ、大きな話題に。とくに「これまでの軌跡」とコメントを添えたダイジェスト動画は、350万件以上の“いいね”を集めました。
コメント欄には「素晴らしい」「よくやった」など称賛の声が。また、「リングだあぁ」「底で奇妙なVHSテープは見つけましたか?」など、1998年に公開された日本のホラー映画『リング』を連想する声も寄せられています。
今のところ、キッチンのリノベーションは完了していませんが、今後は井戸内に照明を設置し、特殊なウォークオンガラスでフタをする予定なのだそう。完成を楽しみにする声が続々と届いています。
(Hint-Pot編集部)