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「大さじ」は何ml? 「cc」や「g」との違いとは 元家庭科教師が解説【お料理1年生のためのレシピ用語】

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

料理に欠かせない軽量スプーンやカップ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
料理に欠かせない軽量スプーンやカップ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 この春、新生活で自炊に挑戦する人もいるかと思います。レシピ本を見て、知っているような簡単な言葉でも、実際にやってみると具体的な工程がわからないことがあるかもしれません。たとえば、分量で見かける「ml」や「cc」。「g」との違いはなんなのでしょうか? 料理初心者に限らず、お料理好きな方も知っているようで意外に知らないレシピ用語。元家庭科教諭で栄養士の和漢歩実さんが解説します。

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「ml」は体積 「cc」とは同じ?

 料理レシピの材料の分量で見かける「ml(ミリリットル)」や「cc(シーシー)」。とくに調味料を量る際に、計量スプーンの大さじ、小さじを用いることが多いでしょう。大さじ1は15ml、小さじ1は5mlと「ml」で表記されることが多いですが、1mlと1ccは同じ量です。両者の違いは基準にあります。それぞれ説明していきましょう。

「ml」とは、体積の単位で「millilitre(ミリリットル)」の略語。「1Lの1000分の1」という意味で、単位の基準は「L(リットル)」です。「cc」も体積の単位で、英語では「cubic centimetre(キュービック センチメートル)」と表記され、その頭文字を取ったもの。「立方センチメートル」のことで、「m(メートル)」が基準になった単位です。つまり1ccと1立方センチメートル、そして1mlは同じ容量です。

 ただし、国際的な基準だと「cc」は推奨されていません。近年では「ml」を用いることが多くなってきているようです。