信号待ちをしていたら、自動車やバイクが、後方から追い越すように自分の車両の前に出てきたという経験がある人もいるでしょう。現役教習指導員や技能検定員が安全運転の知識や運転方法、危険な運転例などを紹介するツイッター「安全運転補完計画ユズリアイ」（@KarasuyamaDS）は、大型車の信号待ちでの“あるある”を紹介。多くの共感を呼んでいます。

　◇　◇　◇

十分な車間距離を取るのは安全運転のためなのに…

「大型車で信号待ちしているとこんな車がくることがある」

　そんなメッセージを添えて投稿された1本の動画。そこには、信号待ちをする大型車の右側から、すっと前に入ってくる1台の普通車が映っています。大型車の前にはすでに1台の普通車が停止していて、一車線の中に2台の普通車がいる状態です。

　教習所内で再現しているという動画ですが、明らかに反対車線を通って大型車を追い越しているように見えます。タイミングによっては、反対車線から来た対向車と正面衝突したり、前に進もうとした大型車と接触したり、すでに大型車の前に停止している普通車に追突したりしてしまう事態も考えられます。

　さらに、安全運転補完計画ユズリアイでは「右折車が左に寄ってきて誰も進めなくなることがある」とのメッセージとともに、もうひとつの動画を紹介。交差点で右折しようとする先頭車が左に寄るような形で先に進んだ結果、後続車が前に進めなくなってしまう様子が収められています。

　事故を起こしかねない危険な状況に、リプライ（返信）には「維持作業車で走行中にも、こちらを追い越していく車両が左側に切り込みながらとか、直前で割り込むような進路変更など、毎日のように遭遇します」との声が。今回の状況は、大型車だけに限ったことではないようです。

　ほかにも、「大型車やバスは車間距離を取っていますよね。とても良いなと思っていますが、その前に入り込む車が多すぎです。そのための車間じゃないのにと思ってます」「あります！　あります！　車もバイクも、こんなことがよくあります!!」「バイクでよくやるすり抜けっぽいのを車でやる人いるんですね……。というか思いっきり対向車線走ってるから、すり抜けですらないただの逆走」など、共感する声が続々と届いています。

　安全運転のために、十分な車間距離を取ることは大切です。事故を引き起こさないよう、無理な運転は禁物ですね。

（Hint-Pot編集部）