汗ばんでしまいそうな暑い日には、冷たいアイスが食べたくなりますよね。そう思うのは、人間だけではないようです。ツイッター上では、いぬ用のアイスを食べ、幸せな表情を浮かべる元保護犬が注目されています。この日の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ご褒美にアイスをプレゼント　3つの味を堪能したクーちゃん

　4歳の女の子「クー」ちゃんは、マイペースで優しい性格の元保護犬。飼い主さんが洗濯物を干すためにベランダへ行こうとすると、いつもそばで見守ってくれるそうです。

　天気が良く、気温が高かったある日のこと。クーちゃんはいつものように、洗濯を干す飼い主さんを見守っていました。暑くてもそばにいてくれるクーちゃんに、飼い主さんはご褒美として、ヨーグルト、ニンジン、ブロッコリーを組み合わせた3種類のいぬ用アイスをプレゼント。クーちゃんはうれしそうに、ニコニコ笑顔を浮かべながらアイスを味わっていたそうです。飼い主さんがその様子をツイッターに投稿すると、8000件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「これは……おいしいものですね……って顔ですね」「至福を味わい中……」「おいしいねぇ～」「幸せそう。そしてこの顔を見てるみんな幸せ」などの声が寄せられ、クーちゃんのご満悦な表情に癒やされる人が続出しています。

宇都宮動物園に捨てられた子いぬ　最後に残っていたクーちゃんを保護

　クーちゃんと飼い主さんが出会ったのは、宇都宮動物園でした。動物園へ遊びに行ったときに突然、雨が降ってきたそう。屋根のあるところに避難すると、そこには1匹のわんちゃんの姿が。

「飼育員さんに話を聞いたところ、当時、動物園の前に捨てられていた子いぬのうち最後の1匹だったそうです。寂しそうにしていて、『置いていかないで』というようにクーンと鳴いていたため、連れて帰ることにしました」

　そうして飼い主さんのおうちに迎えられ、今日までたくさんの愛情を注がれてきたクーちゃん。背中を撫でたりマッサージをしてあげたりすると、とても気持ち良さそうにするそうです。

　飼い主さんは、当時クーちゃんと一緒にいたであろうきょうだいの行方を探しているそう。みんなで仲良く、おいしいアイスを食べる姿を見られる日がいつか来るよう願っています。

○取材協力：現在は過保護犬クーの日常（@coo_nana03）さん

（Hint-Pot編集部）