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「漫画の女王」とフランス大使館も祝福 「うる星やつら」の高橋留美子さんに芸術文化勲章
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人気漫画「うる星やつら」などで知られる漫画家の高橋留美子さんが、フランスの芸術文化勲章シュヴァリエを受章したことが今月発表されました。叙勲式は、東京都内の在日フランス大使館で行われ、そのときの様子を同大使館の公式ツイッター(@ambafrancejp_jp)が紹介しています。
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「フランスは日本に次いで世界で一番漫画を愛している国です!」
フランス大使館は公式ツイッターで、高橋さんを「漫画の女王」と表現しています。今月6日に、高橋さんがシャルランリ・ブロソー文化参事官から芸術文化勲章シュヴァリエを贈呈される様子を4枚の写真とともに投稿しました。受章理由として、「フランスの漫画家およびバンド・デスィネに与えた多大なる影響などが評価されました」と紹介しています。
1957年に創設された芸術文化勲章は「芸術、文学の領域での創造、もしくはフランスや世界での普及に傑出した功績のあった人物」に授与されます。これまで日本の漫画家では、谷口ジローさん、大友克洋さん、松本零士さん、鳥山明さん、永井豪さんが受勲しています。
1978年にデビューした高橋さんは、「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」などの人気作を世に送り出してきました。フランス大使館のホームページでは「日本の漫画の少年ジャンルで名声を博した最初の女性」と紹介。1988年からフランスでもアニメシリーズが放送され、世代を超えて多くの人に注目されたと伝えています。
投稿は反響を呼び、リプライ(返信)には「素晴らしいですね」「感動です」「日本の漫画を評価いただき、本当にありがとうございます」などの声が寄せられています。
フランスの人々を魅了する日本カルチャー。同大使館は、「フランスは日本に次いで世界で一番漫画を愛している国です!」と、その熱い思いを表明しています。日本が誇る漫画が、世界でも認められるのは本当にうれしいですね。
(Hint-Pot編集部)