人気カードゲーム「ポケモンカード」。14日には新たな拡張パック「スノーハザード」と「クレイバースト」が発売されました。全国各地の家電量販店には前日から長蛇の列ができ、話題になっています。待望の新商品に歓喜するファンがいる一方で、なかには“転売目的”で購入する人もおり社会問題化しつつあります。それに対し、謎解きクリエイターの松丸亮吾さんが自身のツイッターで「ポケカ転売撲滅」の注意を促すと、6.4万件の“いいね”がついて注目を集めています。

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全国各地の家電量販店には前日から長蛇の列

　ポケモンカードゲームの公式サイトによると、新たに発売された拡張パックにはカード5枚がランダムに封入されていて、希望小売価格は180円（税込）。子どもでも買いやすい値段です。しかし、あまりの人気ぶりに同サイトでは「現在品薄となっております。お買い求めいただけなかったお客様にはご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げます」とお詫びを出す事態に。品薄になっている新商品はすでに、ネット上などで数倍～数十倍の値段で売られています。

　こうした状況に、ポケモンが大好きでポケモンカードのCMにも出演している松丸さんが怒りを爆発させました。発売日当日の14日に自身のツイッターを更新し、「ポケカ転売ヤーを撲滅するために、絶対に転売品を買わないほうがいい理由まとめました」「普通に箱が手に入ると思ってこの不正を知らない人も多いので拡散お願いします」と、図解入りで呼びかけています。

　図解では、正規の出品者として「ポケモンセンター」「カードショップ」「家電量販店」を明示しています。そのほかで売られているポケモンカードの箱は、「正規の値段以上なのにレアが抜かれている可能性が高い」と指摘。「非正規出品者から買うと絶対に損」と訴えています。松丸さんは、さらなるツイートで「自分の持つ影響力を使ってできることはなんだろうと考えた結果、この腹立たしいからくりを多くの人に知らせて転売ヤーが売れなくなることが大事かなと思いました。ポケカの転売ヤーは滅べ」とコメントしました。

　買いたくても買えない人が多くいるのでしょう。松丸さんの投稿には6.4万件を超える“いいね”が。リプライ（返信）では「レアだけ抜いてるの本当にヤバイですよね」「プレーヤーやコレクターの純粋なポケカを楽しみたい勢をカモにしようとするのやめてほしいですね」「転売ヤーのせいで本当に欲しい人が買えなくなっていますよね」「こんなんじゃプレーヤーが普通に楽しめません」「子どもがポケカにハマっていて欲しいって言われてるけどどこにもないです」など、怒りと悲痛の声が寄せられています。

　純粋にカードを楽しみたい人にとって、本当に残念な状況です。こうした状況が一刻も早く改善されるよう、一人ひとりの意識を変えていく必要があるかもしれません。

（Hint-Pot編集部）