SNSでたびたび注目を集める、ねこの“やんのかステップ”。体を弓なりに丸めて逆毛を立て、跳ねるように動く姿は迫力満点です。今回ご紹介するのは、“やんのかステップ”をしそうでしないねこちゃん。お姉ちゃんにかまってほしくてステップを踏もうとしましたが、椅子の背もたれにぶつかって未遂状態に。当時の状況について、飼い主さんにお話を伺いました。

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気分がハイになったテオくん　先住ねこを見つけると…

　先日1歳の誕生日を迎えた、ラグドールの男の子「テオ」くん。テオという名は、ギリシャ語で“神の贈り物”という意味を持つ「テオドロス」が由来しています。

　今回注目を集めた動画には、椅子の上でリズミカルにシッポを振りながら“やんのかステップ”のポーズを取ろうとするテオくんの姿が収められています。しかし、椅子の背もたれで行き止まりになり、なんだか怯えているようにも。

　実はこのとき、テオくんの視線の先には、4歳の先住ねこ「カニエ」ちゃんの姿がありました。飼い主さんによると、テオくんはトイレ後の興奮しているときや、遊んでほしいときにカニエちゃんを見ると“やんのかステップ”をよくやるのだそう。

　飼い主さんが「や、や、や、やんの……！」とのメッセージを添えて動画をツイッターに投稿すると、2.9万件もの“いいね”を集めました。続けて公開された動画には、「トイレハイ中に白ねこが目に留まり、一瞬だけ興奮した様子でした」との解説も。

　リプライ（返信）には「爪が引っかかっちゃって椅子にコンニャロ！　ってしてるのかわいい……」「めっちゃビビってるニャー」「かわいい威嚇」「シッポブンブン」「威勢がいいのか、ビビりなのか」など、熱狂する声が寄せられています。

夜道で保護されたカニエちゃん　テオくんとの関係は？

　動画の撮影時、テオくんの視線の先にいたというカニエちゃん。飼い主さんと出会ったのは、2018年の秋でした。ある夜、大通り沿いにひとりぼっちでたたずんでいたところを保護したそうです。

「当時まだ生後1か月ほどで、真っ白でかわいい天使のような子でした。それを見た職場の友人が、なぜかラッパーのカニエ・ウェストから取って『カニエ』と命名。職場でも『カニエ』の呼称が広まりました」

　当初は、飼い主さんと“ふたり暮らし”をしていたカニエちゃん。その後しばらくして「ダビカ」ちゃんという女の子のねこが迎えられましたが、昨年3月に天国へ。傷心の飼い主さんとカニエちゃんのもとにやってきたのがテオくんでした。

「まだ子ねこのテオくんは遊びたがり。カニエさんを見ると興奮しますが、相手にされないことが多いです。テオくんの片思い状態ですね」

　飼い主さんのツイッターでは現在、テオくんの1歳記念として、テオくんがこれまで見せてくれたさまざまなバリエーションの“やんのかステップ”を公開中。テオくんの一生懸命なステップから、カニエちゃんの貫禄漂うステップまで、たくさん見ることができますよ。

○取材協力：【成長日記】子猫 カニエ/テオ（@kanye5555）さん

（Hint-Pot編集部）