海外ニュース
予期せぬ“来館者” 映画館でポップコーンを食べたのは世界最大種のシカ 米国で話題
公開日: / 更新日:
映画鑑賞のおともといえば、ポップコーンを思い浮かべる人が多いでしょう。映画館に足を運び、ポップコーンの匂いにつられてしまうのは人間だけではないようです。米アラスカ州にある映画館に“来館”したのは、シカ科の世界最大種といわれるヘラジカの子ども。売店付近でうろうろする様子を収めた動画が、注目を集めています。
◇ ◇ ◇
ポップコーンも好きだけれど、それ以上に好きだったのは…?
米アラスカ州キナイにある映画館「キナイ・シネマズ」は、「映画にポップコーンはマストだよね」とユニークなメッセージを添えてフェイスブックに動画を投稿しました。そこには、映画館を訪れたヘラジカの子どもの姿が収められています。
ゆっくりとした足取りで、入り口からロビーに入ってきたヘラジカ。上映されていたキアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィック:コンセクエンス」や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」などには興味を示さず、従業員がいる売店を一瞥したあと右側のゴミ箱へ。捨てられていたポップコーンを、まき散らしながら堪能しました。
シカ科最大種とされているヘラジカは、主にカナダや米国北部に生息。アラスカ州漁業狩猟局によると、アラスカ州だけでも17万5000頭~20万頭がいるとされています。
この件を報じた地元紙「マイアミ・ヘラルド」によると、同映画館はこの時期、新鮮な空気を入れるために入り口のドアを開けておくことがよくあるそう。映画館のゼネラルマネージャーを務めるリッキー・ブラックさんは、「ポップコーンの匂いに誘われたのでしょう。映画館に来たら、みんなそうなります」と、ヘラジカがやってきた理由を語っています。
ポップコーンを食べたヘラジカはさらにゴミ箱を漁り、来館客が捨てたファストフードの食べ残しを発見。鼻先を突っ込み、夢中になっていたようです。
最終的に、ヘラジカは従業員らに促されて映画館の外へ。その間も、ファストフードの食べ残しを鼻先から離さなかったそうです。
その様子を撮影していた従業員が自身のTikTokアカウントに投稿した動画も、大きな注目を集めました。投稿のコメント欄には、「まだ子ども(のヘラジカ)だね」「かわいい」などの声や、「チケット買わなきゃダメだよって言ってあげて」「スーパーマリオ見にきただけでしょ」といったアメリカンジョークも寄せられています。
(Hint-Pot編集部)