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「ママのありがたみをわかってくれたかな」 ポリ袋炊飯での気づき 警視庁の紹介に反響
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災害時には物資が不足し、普段は当たり前にできることも難しくなることがあります。たとえば、ごはんを炊くこと。災害による断水などで、清潔な水がなかなか手に入らないときに覚えておきたいのが、ポリ袋を使った炊飯方法です。警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)の公式ツイッターアカウントは、担当者さんとそのお子さんのふとしたやりとりをきっかけにその方法を紹介。「素晴らしい教育」という声が上がっています。
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災害時やアウトドアでも役立つ「ポリ袋ごはん」
きっかけは、ツイッター担当者の5歳の息子が「ママ! お腹空いたー」と発言したことでした。「声に出せばおいしいごはんが毎回出てくるものと思ってはいないか?」と疑問を投げかけ、ごはんがどのようにできるのかを子どもに知ってもらうため、米の炊き方を見せることに。
普段ならごはんは炊飯器で炊きますが、投稿では「災害時に役立つ米の炊き方」をイラスト入りで紹介しています。
【用意するもの】
耐熱性ポリ袋
鍋
ガスコンロ
耐熱皿
米(1合)
水(米と同じ分量)
【作り方】
1. 米1合と同量の水をポリ袋に入れ、30分ほど吸水させる
2. 耐熱皿を鍋底に敷き、湯を沸かす
3. 沸騰したら、米入りポリ袋を敷き皿にのせ、中火に20分ほどかける
4. 火を止め、5分ほど蒸らす
ただ、子どもは食べ終わったあと「ママのごはんのほうがおいしい」と言ったそうです。これにはツイッターの担当者も「トホホな言われよう」「ママのありがたみをわかってくれたかな」と綴っています。
リプライ(返信)には、「普段の生活が当たり前ではないんですよね」「いつもどれだけおいしいごはんが食べられているのか、より味わっていただけますと幸いです」「やってみたい」「素晴らしい教育」「これが役立つことがなければ一番いいけど、知っておきたいね」「だしや具材を入れて炊き込みごはんにしてもいいですよ」「小さいお子様がいるご家庭の方、参考にしてください」などの声が寄せられています。
投稿された画像には、「お子様と一緒に作るときは、やけど等に十分注意してください」との但し書きも。もしもの災害時だけでなく、キャンプなどのアウトドアでも使えそうなレシピですので、ゴールデンウィークにお子さんと一緒に試してみるのもいいかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)