キャットタワーの上で、そろってくつろいでいる4匹のねこちゃん。次の瞬間、全員が右、左、上とそろって何かを目で追い始めました。ぴったりと息の合った動きは、「シンクロしてるみたい」とツイッター上で話題になっています。当時の状況について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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劣悪な環境から保護されたねこも

　飼い主さんのおうちには、元保護ねこの“四きょうだい”が暮らしています。キジ白の男の子で4歳の「シュウ」くん、キジトラの男の子で4歳の「テン」くん、茶トラの男の子で3歳の「レオ」くん、キジトラの女の子で3歳の「リン」ちゃんです。シュウくんは、きょうだいたちからの支持率ナンバーワン！　テンくんは性格が良く天然系で、レオくんは食いしん坊かつ甘えん坊で弟気質です。リンちゃんは“きょうだい”の紅一点でツンデレ女子なのだそう。

　4歳コンビのシュウくんとテンくんは、2020年5月に保護ボランティア団体からお迎えしました。多頭飼育崩壊現場から救出された2匹は、実のきょうだいではありませんが、当時からずっと寄り添って過ごしていたそうです。おうちに来たときに1歳を過ぎていたことから、慣れるまで少し時間がかかりましたが、今ではすっかり家族の一員に。

　一方、レオくんとリンちゃんをお迎えしたのはその2か月後、2020年7月のことでした。劣悪な飼育環境のおうちで暮らしていた実のきょうだいである2匹を、見るに見かねた飼い主さんのお母さんが保護。当時は生後6か月ほどのレオくんとリンちゃんが家族に加わり、4匹のねこちゃんとの暮らしが始まりました。

「私も夫も、常にねこが5匹くらいいるような家で育ったので、まだ足りないくらいです」

　とても仲良しな4匹は、“ねこ団子”状態で寝ていることもしばしば。そのフォーメーションを見ているだけでもほっこりするそうです。

「4匹一緒に団子になって眠っていたり、1匹と3匹、2匹と2匹など、いろいろな組み合わせで寝るので見ていて微笑ましいです」