初夏の陽気に誘われて、ついお昼寝したくなりますよね。今回ご紹介するのは、お散歩に出かけた途端、芝生の上でお昼寝を始めた17歳の豆柴。目をつぶり、幸せそうに眠る姿が「癒やされる」と、ツイッター上で注目を集めています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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保健所へ連れていかれそうだったところを保護

　17歳の豆柴「モモ」ちゃんが現在の飼い主さんに引き取られたのは、今から約2年前、15歳の頃のことでした。前の飼い主さんは高齢で飼育困難になったため、モモちゃんを保健所に引き渡そうとしていたそう。それを知った飼い主さんが保護し、新たな家族として迎えました。

　人間の年齢に換算すると現在89～91歳ほどのモモちゃんは、甲状腺機能低下症や胆嚢粘液嚢腫、クッシング症候群を発症しており、飼い主さんの手厚いケアを受けながら暮らしています。また、足腰にも衰えが見られることから、歩行器を使うこともあるそうです。

「私が体を支えながらですが歩いてくれるので、お部屋でのみ歩行器を使用しています。お散歩の際は公園まで抱っこして、そこからは歩行器を使わず自力で歩いています」

散歩を催促するも…芝生の上ですやすや眠るモモちゃん

　毎日2回、30分ほど飼い主さんとのお散歩を楽しんでいるモモちゃん。この日も、飼い主さんに催促して意気揚々とお散歩に出かけたそう。ところが、公園に到着した途端、芝生の上ですやすやと寝てしまいました。モモちゃんは最近、公園でのお昼寝を日課にしているようです。

　飼い主さんはこのときの様子を動画に収めると、「起きて歩きたいって小暴れするくせに公園連れてくると寝るのなぜ？」とのメッセージを添えてツイッターに投稿。すると、2500件超もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「気持ち良さそう」「草の上が気持ちいいんだね！」「お散歩中に寝ちゃうとかかわいいですね」「大地のエネルギーをもらっているみたいです！」「お外の空気、草の上、気持ちいいね～　思わず寝てしまう気持ち、わかるな」など、モモちゃんの心地良さそうなお昼寝姿にほっこりする声が寄せられています。

　モモちゃんは時折目を覚ましつつ、20分ほどお昼寝をしていたそう。起きてからは、公園を一周して、おうちまで少しの間、頑張って自力で歩いて帰りました。帰宅後はまたぐっすり眠り始めたそうです。

高齢のわんちゃんとの暮らしで気をつけていることは？

　飼い主さんは、モモちゃんに長生きしてもらうため、なるべくストレスをかけないようにするなど日々の生活にも気を配っているそうです。

「しょっぱいジャーキーなどはあげないようにしたり、こまめに外に連れ出したりしてます。老犬なので、少しでもいつもと違うなと思ったら、自己判断せずすぐに病院に連れていってますね」

　優しい飼い主さんのもとで、安心して暮らしているモモちゃん。これからもかわいらしいお散歩姿を見せてほしいですね。

○取材協力：ミルモ（@TFk0pN2CKY11092）さん

（Hint-Pot編集部）