「帰るまでが遠足」という言葉がありますが、帰宅後にまさかのハプニングに見舞われることもあるようです。現地ならではのお土産を購入し、余韻に浸っていたのもつかの間。意図しない“お土産”を旅行先から持ち帰ってきてしまったカップルが英国で話題になっています。なんと、ジーンズのポケットから12センチものタランチュラが見つかったそうです。

　◇　◇　◇

見た目は怖いが毒性は強くないタランチュラ

　背筋が凍るような体験をしたのは、英国在住のジェームス・マグリッジさんです。恋人のエマ・フォレスターさんとメキシコで2週間のバカンスを楽しみ、自宅に戻ってきたマグリッジさんは荷物を整理することに。すると、スーツケースに入れていたジーンズのポケットに驚きの生物を発見しました。

　まず目にしたのは、わさわさとした毛に覆われた足のようなもの。おそるおそる箸でつまみポケットから出してみると、その正体はなんとタランチュラでした。英大衆紙「デイリー・スター」の記事によると、タランチュラはすでに死んでおり、被害はなかったそう。また、タランチュラはその見た目などから毒性が強いと思われがちですが、人間が死に至るほどの毒はないといいます。

「少なくとも何日かはジーンズの中で生きていたと思います。でも、我々はラッキーでした。本当は荷物を機内に持ち込む予定だったのですが、スペースがなかったので預け荷物にしました。それで、結果的に凍死したんだと思います」

　マグリッジさんとフォレスターさんは旅行中、ビーチリゾートとして有名なカンクンとトゥルムの間にあるジャングルの中のホテルで過ごしたそう。そのエリアで、多くのタランチュラを目撃したといいます。

「ハチに刺されるより痛いと聞きますが、致命的ではないそうですね。とはいえ、まさかこんな結末が待っているなんて思ってもみないことでした」

　マグリッジさんの楽しかったメキシコ旅行は、“お土産”によってなおいっそう忘れられないものになったのでした。

（Hint-Pot編集部）