ライフスタイル
これからの季節は要注意! 自宅に巣を作られたらどうする? スズメバチの駆除法
公開日: / 更新日:
初夏にもっとも活動が盛んになるといわれ、自宅のベランダや軒先に巣を作るスズメバチ。厚生労働省の人口動態調査によると、2021年には15人がスズメバチを含むハチに刺され亡くなっているといいます。そこで、自宅にスズメバチの巣を見つけてしまったときの対処法について、株式会社ダスキン ターミニックス事業部にお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
まさにこれからの季節が活動期 スズメバチを駆除するには
暖かくなると、生き物たちの活動が活発になります。それはハチも例外ではありません。攻撃性の強いスズメバチを自宅付近で見かけるようになると、すでに自宅のどこかに巣を作られている可能性があり注意が必要です。
もちろん事前に対処できたらいいのですが、「営巣の兆候を見つけることは難しく、スズメバチを見つけた時点では未然に防ぐことも難しい」といいます。完全に防げるわけではないそうですが、どうしても対策しておきたい場合は「専門業者に相談し、シーズン前から予防策としてスズメバチ捕獲機を設置するなど対策してください」とのこと。
巣を作りやすい場所としては、スズメバチの種類によって異なるそうですが、主に「軒下、天井裏、床下、樹木の枝、地中」が挙げられます。では、自宅の軒先やベランダでスズメバチの巣を見つけてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。ポイントは2つあるそうです。
○専門業者に駆除を依頼しましょう
○万が一のことを考えて、近隣住民への周知も行いましょう
スズメバチは、外敵から巣を守るために刺す習性があります。そこで、刺されないようにする対処法として「ハチの巣を見かけても 1. 巣に近づかない 2. 巣を刺激しない 3. 巣に振動を与えない」と注意を呼びかけます。やはり、むやみに刺激しないことが大切なようです。
もし刺されてしまったときは、まずその場から離れること。また、スズメバチが刺したときに出す毒によってアナフィラキシーショックを引き起こし、死亡する事例もあるため、早急に病院での診察が必要になります。
巣を見つけたら…自治体に相談したうえで専門業者に依頼
自宅敷地内にスズメバチの巣を見つけたら、早めに駆除するのが一般的。駆除の専門業者に依頼する際、どのような基準で選んだらいいのでしょうか。
「まずはご自宅がある地方自治体に相談したうえで、専門業者を紹介してもらってください。紹介してもらったら、専門業者のホームページをしっかり確認します。そして、作業後の高額請求を防ぐためにも、提示している料金から追加料金が発生することがあるかどうかについて事前に確認しておくといいでしょう。また、駆除の過程で『ハチの駆除』→『巣の除去』→『巣の除去後に戻ってくるハチ(戻りバチ)対策』を行うかどうかなど、駆除作業の詳細についても確認することが大切です」
専門業者を決めて依頼したあと、駆除作業が立て込んでいる時期だとすぐに来てもらえないことも。そういう場合は、家の中へのスズメバチが侵入することを防ぐため「巣の近くの窓を閉めておく」ことが大事だといいます。さらに「危険なので、1. 巣に近づかない 2. 巣を刺激しない 3. 巣に振動を与えない」ようにと注意を促します。
その一方、近年では自分で対処できる駆除スプレーがホームセンターなどで売られていますが、「巣に近づくことでハチは攻撃的になり、ご自身やご家族、ペット、近隣の方や通行中の方などがハチに刺される危険がありますので、専門業者に依頼したほうがいいです」と指摘します。
スズメバチの一般的な活動期間は、5月から11月頃。まさに今からの季節に多くなります。毎年のことですが、もしものときに焦らないよう、スズメバチの駆除法について事前に確認しておきたいですね。
衛生・清掃用品のレンタル・販売や、ハウスクリーニング、家事代行サービスなど暮らしを支えるさまざまな商品・サービスを提供するダスキンが展開している害虫獣駆除サービス。ハチはもちろん、シロアリ、ゴキブリ、ネズミなど害虫獣による困り事を日々、解決している。
【参考】
ダスキン 害虫獣駆除サービス:https://www.duskin.jp/terminix/
ダスキン ハチ駆除サービス:https://www.duskin.jp/terminix/bee/tm000040/
(Hint-Pot編集部)