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広島を代表する特産品を世界へ発信 G7広島サミットで配られた「サミットバッグ」の中身

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

日本では7回目の開催となるG7広島サミット(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
日本では7回目の開催となるG7広島サミット(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

 先進7か国首脳会議(G7サミット)が19日、広島で開幕。21日まで開催されます。G7サミットとはフランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国順)の7か国と欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議。国際秩序やエネルギー問題など、さまざまな意見が交わされる予定ですが、本格的な討議を前に、来訪した各国代表団やプレス関係者に配布される「サミットバッグ」の中身にも注目が集まっています。

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広島の魅力が詰まったサミットバッグの中身

 サミットバッグとは、来訪する関係者に配布する記念品です。G7広島サミット公式サイトによると、これまでのサミットの慣例にならいサミットバッグを製作しました。開催地である広島の名産を始め、日本の魅力が伝わるグッズとなっています。

 グッズはボールペン、ノートブック、メモ帳、ハンドタオル、タンブラー、そして各国の代表団にはサッカーボールの6点。プラスチックを極力使用しない環境に配慮したものだそうです。

 たとえば、ボールペンには植物由来の素材「バイオマスプラスチック」、ノートブックには紙やプラスチックの代替として注目される日本発の新素材「LIMEX(ライメックス)」を使用。またメモ帳には、広島に送られてくる折り鶴から作られた再生紙を使っています。ハンドタオルは広島をイメージしてハト型に圧縮。またタンブラーは広島県の間伐材を使用して作られたもので、期間中の紙コップの使い捨て削減にもつなげています。

 来訪の各国代表団だけに配付されるのが、広島に本社がある企業のサッカーボール。サッカーは、ボールがひとつあれば言葉や文化・宗教の壁を超えるものと言われるスポーツです。そんなサッカーボールに世界平和への願いを込めたのかもしれません。

 これらのグッズが、デニムバッグに入っています。バッグは、日本で有数のデニム産地のひとつ、福山市産の備後デニムで作られたオリジナルのもの。SNS上で「サミットバッグ」の中身が公表されると、「備後デニムバッグ素敵」「タンブラー欲しいなー!」などの声が上がっています。

 日本は1975年に開催された、6か国による第1回サミットから参加しており、議長国を務めるのは今年で7回目。平和のすばらしさを改めて強調したい――初めて被爆地で開かれる歴史的なサミットになります。

(Hint-Pot編集部)