広島県広島市で19日に開幕した先進7か国首脳会議（G7サミット）。県立総合体育館に設置された国際メディアセンターには、世界各国のメディア関係者が集っています。日本ならではのおやつや飲み物などがずらりと並ぶなか、会場に現れた地方のキャラクターにも注目が集まっていたようです。

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海外メディア関係者が福島県双葉町の「双葉ダルマさん」に注目

　国際メディアセンターには復興庁ブースが設置され、東日本大震災からの復興状況や被災地の魅力をアピールしています。ブースでは、一時休業していた酒蔵のお酒や福島県産のジュースの試飲会も開催。また、伝統工芸品などが展示され、会場には大阪万博のイメージキャラクター「ミャクミャク」も登場しました。

　そんななか、海外のメディア関係者の目に留まったのは、福島県双葉町のキャラクター「双葉ダルマさん」の着ぐるみでした。真っ赤なボディに黄色い「福」と「幸」の文字が刻まれ、「福幸（復興）」の願いが込められています。

　インドに拠点を置くメディア「アジアン・ニュース・インターナショナル」のアユシ・アガルワル特派員は自身のツイッターに写真を投稿。そこには、「復興庁」と書かれたちょうちんの前で、カメラに向かってポーズを取る双葉ダルマさんの姿が収められています。

「将来の幸運の象徴として大切にされている日本の伝統的なだるまが国際メディアセンターで展示され、G7広島サミットの報道のなかで、私たちに喜びを与えてくれました」とのメッセージを添えると、リプライ（返信）には「とてもかわいいですね」といった声が。

　また、インドのニュースメディア「ワールドイズワン」のシダント・シバル特派員はツイッター上で、双葉ダルマさんについて「だるまは日本の伝統的な人形で、厳しいニュースが飛び交うなか、休憩を取るために国際メディアセンターに到着しました」と紹介しています。

　各国から集まったメディアの方たちにとっても、地方のオリジナルキャラクターは癒やしの存在になっていたようです。

（Hint-Pot編集部）