どうぶつ
右肩だけこらない理由 ねこがマッサージ師のように“もみもみ”する姿に羨望の声続出 「いつか自分も…」
公開日: / 更新日:
のどをゴロゴロ鳴らしながら、飼い主さんの右肩を“もみもみ”するねこ。一定のリズムで片足を交互に動かす様子は、マッサージをしているようです。実は、飼い主さんと“ふたりきり”になれたときだけしてくれるのだとか。ツイッター上で7000件近い“いいね”を集めた動画について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
子どもの頃からねこと暮らすのが夢 社会人2年目で実現
スコティッシュフォールドの男の子で2歳4か月の「きなこ」くん。素敵なお名前は、飼い主さんがいろいろな候補を考えていたとき、彼氏さんから「茶色の被毛だから『きなこ』がいいんじゃないか」との提案を受けて選ばれました。ほかにピンと来る名前がなかったとはいえ、名付け親になるチャンスを奪われた飼い主さんは、彼氏さんにちょっぴり嫉妬しているそう。
それというのも、飼い主さんの小さな頃からの夢はねことちゃん暮らすこと。おばあさんの家にアメリカンショートヘアの大きなぬいぐるみがあったことから、「アメショと暮らすんだ!」と心に決めていたといいます。そして、就職をきっかけにひとり暮らしを始めた飼い主さんは、社会人2年目のときに夢を実現させました。
「お目当てのアメショの子がいたのですが、いざ会いに行ったらちょうど休憩中でした。待っている間に抱っこさせてもらったのがきなこです。生後4か月ながら体重が3.5キロあり、成猫くらいの大きさでした。隅っこにいて、抱っこを嫌がったり噛んできたりで大変な子でしたが、噛まれた瞬間にビビッと来てお迎えすることにしました」
揉むのは右肩だけ! きなこくんの熟練技に羨望の声
一緒に暮らし始めて以来、きなこくんの愛らしい姿を多数ツイッターに投稿してきた飼い主さん。今回注目を集めたのは、寝ている飼い主さんの右肩を“もみもみ”しているきなこくんの動画です。ゴロゴロとのどを鳴らしながら前足を交互に動かす姿は、肩揉みをしているようにも見えます。飼い主さんによると、お迎えして気づいたときには、ほぼ毎朝晩してくれるようになっていたそう。
「残念ながら、左肩は絶対してくれません。おかげでアンバランスです」
飼い主さんは「右だけ肩こらない理由。“全自動ニャンマッサージ器”を導入しているからです」とのメッセージを添えて動画をツイッターで公開。すると、7000件近い“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には、「うらやましいなぁ~、いつか自分もしてほしい」「家の子たちは毛布しか“もみもみ”しない~~」「なになにぃ、かわいすぎるんですけど。うちの子もやってくれないかなぁ」「優しい“もみもみ”。でも、たまに爪出されると私の肩が傷だらけ」など、うらやむ声が多く寄せられています。
マッサージは“ふたりきり”のときだけ 甘えん坊なきなこくん
動画を撮影したあとも、10分ほど肩揉みをしてくれたというきなこくん。実は、きなこくんが肩揉みをするのは、家族のなかでも飼い主さんだけなのだとか。“ふたりきり”になるタイミングを見計らって揉んでくれるようです。
「休日だと、長いときで30分以上はしてくれます。恥ずかしいのか、家族が入ってくると急に止めてしまいますね」
きなこくんによるマッサージの効果は絶大! 飼い主さんは仕事柄、よく肩がこるそうですが、不思議と右肩はこりにくいそう。ときどき肩に爪が食い込むこともあるそうですが、飼い主さんは心身ともに癒やしてくれるきなこくんにメロメロのようです。
「好奇心旺盛で人が大好き、ものすごく甘えん坊。誰彼かまわずキスしまくる“キス魔”なねこです。かまってほしくて、招き猫みたいな動きをすることがあります」
きなこくんの“遊んでアピール”を見逃すと、飼い主さんの手をがぶりと噛んで気づいてもらおうとすることもあるそうです。ツイッターでは、きなこくんがマッサージ前に手慣らししたり、飼い主さんがゲームをしようとするのを阻止したりする姿を見ることができます。
○取材協力:きなこ(@kinakoko0104)さん
(Hint-Pot編集部)