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搭乗前に罰金を命じられた10代女性 手荷物の超過料金を免れるためにとった行動が米国で話題

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

搭乗時は荷物へかかる制約に注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】
搭乗時は荷物へかかる制約に注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 飛行機移動の際、スーツケースに荷物を詰め込みすぎて超過料金が発生し、空港で荷物を詰め直したという経験がある人もいるでしょう。オーストラリアでは、超過料金から逃れるため、荷物を体に隠し持って搭乗しようとした10代の女性が罰金を命じられ、物議を醸しています。

 ◇ ◇ ◇

洋服の中にタブレット端末を忍ばせ…

 オーストラリアに住む19歳のアドリアーナ・オカンポさんは、友人のエミリー・アルタムラさんと一緒にメルボルンから自宅があるアデレードまで移動する道中、あるトラブルを起こしてしまいました。そのことについて、米紙「ニューヨークポスト」は「超過手荷物料金から逃れるためにおかしな服装になった10代が、航空会社から罰せられる」との見出しで報じています。

 今回利用したジェットスター航空は、機内持ち込み荷物の重量制限が15ポンド(約7キロ)となっています。アドリアーナさんの手荷物の重さは15ポンドを超え、ホテル出発前の段階からパンパンだったそうです。それでも、係員が重量超過の確認する時間のないことを期待しながら、エミリーさんとともに空港へ向かいます。

 しかし、搭乗口では係員が乗客の手荷物の重さをしっかりチェックしていました。そこでアドリアーナさんは、超過料金の支払いを免れるため、ある行動に出ます。

「自分で身につけることが、カバンの重さを軽くする唯一の方法だと思いました。まず、ジャケットやコートを着ました。重ね着だけじゃなくバギーパンツも着て、Tシャツやタブレット端末も洋服に突っ込んだのです。6枚重ね着して、ポケットにもいろいろ入れていました」

 空港で重ね着をした結果、アドリアーナさんはまるで力士のような姿に。洋服の中には15個の品物を忍ばせていたため、全身が不自然に膨れ上がっていまいました。

「まるでクマでした。私は小柄なのですが、まったく逆の状態です」とアドリアーナさん。同記事では「型破りなアイデア」と報じられています。

 もちろん係員が見逃すわけもなく、アドリアーナさんはジェットスター航空から65ドル(約9000円)の罰金を命じられた挙句、80分間のフライト中、不自然に膨れ上がったスタイルで周囲の視線に耐えなければなりませんでした。「みんな私たちを見て、笑っていました。ちょっと恥ずかしかったです」と、アドリアーナさんは自分の行動を後悔していたそうです。

(Hint-Pot編集部)