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部屋干しが増える梅雨 バスタオルを早く乾かす干し方 3つ比較してみた
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長雨が続く梅雨の時期は、洗濯物を室内に干す機会が多くなります。部屋干しは外干しに比べて乾きにくいため、生乾き特有の嫌な臭いが発生したり、乾くまでに時間がかかり洗濯物が溜まったりしてしまう原因に。なかでも、バスタオルはサイズが大きく厚みもあるため、乾くのにいっそう時間がかかります。そこで今回は、バスタオルを早く乾かせるといわれる2つの干し方と一般的な干し方、3つの方法を比較してみました。
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生乾きの嫌な臭い 原因は雑菌の排泄物
部屋干しの悩みのひとつが、生乾きの臭いです。臭いの原因は、雑菌が増殖するときに出す排泄物だといわれています。
雑菌は皮脂や水分を栄養にして繁殖します。そのため洗濯物が乾くまでに時間がかかると、洗濯物にわずかに残った皮脂などの汚れと、水分によって雑菌が繁殖しやすくなり、特有の“悪臭”が発生。部屋干しが多くなる梅雨の時期に、なかなか乾かない洗濯物は、菌が増殖するのにはまさに好条件になるのでしょう。
この生乾きの嫌な臭いを抑えるには、洗濯物をできるだけ早く乾かすことが重要です。生乾きの臭いを発生させる雑菌は、洗濯後5時間が経った頃から急増するともいわれています。そこで、室内でどの干し方が早く乾くか、臭いがどうなるかを、洗濯したバスタオルを使って検証します。
どの干し方が効果的? 「蛇腹干し」「囲み干し」「ハンガー干し」を比較
梅雨の時期、頭を悩ませる洗濯物のひとつがバスタオルでしょう。室内だと乾きにくく、しかもいったん生乾きの臭いが発生してしまうと、再度洗濯してもなかなか取れないこともあります。どんな干し方が効果的なのでしょうか? 洗濯後のバスタオルを3つの方法で室内に干し、乾くまでにかかった時間を計測、比較しました。
○3つの干し方
A 蛇腹干し
B 囲み干し
C ハンガー干し
蛇腹干しと囲み干しは、一般的なハンガー干しと比べて早く乾くといわれている方法です。今回は、長さ110センチ・幅60センチのバスタオル3枚を洗濯し、同室内でそれぞれを蛇腹干し・囲み干し・ハンガー干しにし、A・B・Cとして計測を開始します。
蛇腹干しは、横長に持ったバスタオルを、山折り、谷折りをしながらピンチで止めて、蛇腹状にピンチハンガーに吊るす方法です。こちらのバスタオルをAとします。
囲み干しは、ピンチハンガーの外側のピンチを使って囲むように吊るします。中に空洞を作るため、筒干しとも。こちらのバスタオルをBとします。
蛇腹干しや囲み干しは、洗濯物の空気に触れる面が多くなり、風通しが良くなることから早く乾くとされているのです。
ハンガー干しは、ハンガーに洗濯物を干して吊るすという一般的な方法です。今回はタオルハンガーを使用し、バスタオルの両端をそろえた状態で干しました。こちらのバスタオルをCとします。タオルハンガーはタオルを広げて干せる便利なアイテムで、100円均一ショップでも購入可能です。