「外から悲鳴聞こえて、出てみたら出られなくなって騒いでたいぬ」。そんなコメントが添えられた写真には、階段の下にすっぽりとはまったハスキーの姿が収められています。ツイッター上で2.5万件もの“いいね”を集めた写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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庭でSOSを出すソラくん　飼い主さんが駆け付けると…

　1歳4か月のハスキーの男の子「ソラ」くんは、3歳5か月の女の子でゴールデンレトリーバーと柴犬のミックス「ユキ」ちゃんと一緒に暮らしています。ソラくんのお名前は、先住犬のユキちゃんに合わせてカタカナ2文字の名前にしたいと、娘さんたちといくつか候補を出して検討されました。そのなかから「ソラ」という響きを気に入って名付けたそうです。

　飼い主さんは、ユキちゃんがお留守番をするときに寂しくないよう遊び相手になってほしいと、“きょうだい”をお迎えしたいと考えていました。そんなとき、生後2か月のソラくんに出会います。あまりのかわいらしさにメロメロになった飼い主さんは、迷わずお迎えを決意したそうです。

　そんなソラくんに起こったハプニングが、ツイッター上で話題になりました。ある日、飼い主さんは庭から聞こえる悲鳴のような声に気づきました。あわてて様子を見にいくと、ソラくんが庭にある階段下のわずかなスペースに入って抜け出せなくなっていたのです。

　困ったような表情を浮かべたソラくんの写真がツイッター上で公開されると、あっという間に2.5万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「これぞまさに!!　ハスキーですね。破天荒さがかわいい」「ハスキーは永遠の小学3年生！」「かわいい。ハスキーってやっぱりおもしろい」「笑っちゃかわいそうだけど……かわいすぎる」「これは……思わず『何してんの？』とツッコみたくなりますねwww」など、さまざまな声が寄せられています。

ソラくんを救出した方法は？　2度目のチャレンジで無事に脱出

　飼い主さんのおうちは、台所から勝手口を出たところある庭をドッグラン仕様にしているそう。ソラくんとユキちゃんはそこで遊んだり、日向ぼっこをしたりしています。このときも、ソラくんはボール遊びをしたり、水を飲んだり、階段の上に座って道行く人や車が行き交うのを観察したりしながら楽しんでいました。

「この日は、ソラくんが何をしているのか、ときどき窓から様子を見ていました。そのあと、掃除機をかけていたら『ギャーオ、ワオンオワオ、ギャーオ』とすごく太い声が聞こえてきたんです。なんの音だろうと外を見たら、階段の下からバタつく手足がチラッと見えました」

　飼い主さんは、ソラくんの腰回りをつかんで引っ張り出そうとしましたが、なぜかソラくんが踏ん張ってしまい、なかなか動かなかったそう。そこで、横から手足をつかんで引っ張ってみたところ救出に成功！　その後のソラくんは、自分がはまった場所を見ながら匂いを嗅いだあと、何事もなかったかのように振る舞っていたそうです。

「ソラが入った場所は、勝手口の階段下です。いつもはここにハーネスやリードなどを入れたフタ付きのボックスを置いています。この日は、無理やり体を押し込むように匍匐前進しながら入って出られなくなったようです」

　大胆な行動を起こして注目を集めたソラくんですが、実はとても臆病な一面もあるそう。

「体重25キロと体は大きいですが、好奇心旺盛な年齢なので、なんにでも興味を持ちます。ビビりで、夜の散歩中は草むらの音にびっくりして飛び跳ねたり、ユキに追いかけられると悲鳴を上げてテーブルの下に隠れたり。小心者で、遊んでいてもちょっとどんくさいです」

　寝たままごはんを食べたり、おしゃべりをするように鳴いたりと、普段からお茶目なソラくん。これからの成長が楽しみですね。

○取材協力：ユキちゃん ソラくん（@LOVESMILE200）さん

（Hint-Pot編集部）