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濡れた本をシワシワにせず乾かす裏ワザ たったひと手間で驚きの変化が

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

濡れた状態のノート【写真:Hint-Pot編集部】
濡れた状態のノート【写真:Hint-Pot編集部】

 急な雨でカバンの中に入れていたノートや書籍が濡れてしまったり、お風呂で読書中に本をうっかり湯舟へ落としてしまってビショビショにしてしまったり……。そんな経験がある人は、少なくないのではないでしょうか。そのまま乾かすと、シワシワになってしまい読むのも一苦労。そこで、濡れてしまった本やノートをきれいに乾かす裏ワザを検証します。

 ◇ ◇ ◇

本を濡らしてしまったら冷凍庫へ1日入れる

 水に濡れた本やノートがシワシワになってしまう原因は、紙の繊維が水分を吸って膨張し、乾く際に縮むため。紙の繊維は縦と横とで縮み方が異なり、自然乾燥をすると紙がうねってしまい、本が膨らんでしまうのです。

○用意するもの
・ジッパー付き保存袋
・ラップ
・新聞紙
・重しになるもの(今回は辞書を使用)

○方法

冷凍庫に立てかける【写真:Hint-Pot編集部】
冷凍庫に立てかける【写真:Hint-Pot編集部】

1. 濡れた本をジッパー付き保存袋に入れる。袋の口は開けた状態で冷凍庫に立てかける

新聞紙→ノート→ラップの順に置いた状態【写真:Hint-Pot編集部】
新聞紙→ノート→ラップの順に置いた状態【写真:Hint-Pot編集部】

2. 翌日、冷凍庫から取り出したら、新聞紙を一番下に敷き、袋から出した凍らせたノートを置く。その上からラップをかけ、さらに重しとして辞書を2冊乗せて5日間放置する

○検証結果
 もう1冊は、冷凍はせずに新聞紙、濡れたノート、ラップの順に置いて、6日間自然乾燥させました。6日後のそれぞれのノートの状況を確認します。

 2つのノートを比較すると、1日冷凍庫に入れた裏ワザのノートの方が、自然乾燥で乾かした本より膨らみが少ないようです。自然乾燥させたノートは、端がそり上がり開いてしまっています。それぞれページをめくると、自然乾燥させたノートは紙が硬い感じがしましたが、冷凍させたノートは濡れる前のものと同じような感じでパラパラとめくることができました。

 しかし、紙の手触りなどは元の状態に近くはなっても、冷凍したノートの表紙には水濡れした際のシミができていました。見た目は完全元通りというわけにはいきませんでしたが、自然乾燥よりははるかに良い状態でノートを乾かすことができました。

(Hint-Pot編集部)