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物価高騰でも夏休みは旅行したい! 1か月前から駆け込み貯金する方法 お得に楽しむコツも
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気がつけば、子どもたちの夏休みシーズンが近づいてきています。プランも資金も前もって準備しようと思っていたのに、結局間に合わなかった……という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、夏休みに向けて、子どもと一緒にお得なレジャーを楽しむ方法や、まだ間に合う“ちょっとお得な”夏休みの旅行を計画する方法をご紹介。自身も小学生の双子の男の子を育てる母であり、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を持つフリーアナウンサーの橋浦多美さんがレクチャーします。
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円安が続く今 人気の旅行先は国内に!
円安の影響で、海外旅行は高嶺の花に。家族全員で出かけようと思ったら、かなりの出費を覚悟しなくてはいけない時代です。頑張って行ったとしても現地の物価はおそろしく高く、財布が気になってしまうようなら思い切って国内に……という方が多いのでしょう。
旅行プラットフォーム大手のトリップアドバイザーが調査した旅行動向に、その傾向が顕著に表れています。「旅行を計画している」と回答した日本人旅行者65%のうち、国内旅行を考えている人は80%。一方、海外旅行は5%、国内旅行と海外旅行の両方を計画している人は15%でした。
「お得なものは意外と身近にある」 自分の身の回りを探ってみよう
では、国内旅行で使える割安な方法にはどのようなものがあるのでしょうか。物事は、近すぎると逆に見えなくなってしまうということもあるものです。
旅行のプランを考えるとき、テレビやSNSで見たあの場所に行ってみたいという気持ちはあるかもしれませんが、人気の場所はもう早いうちに予約でいっぱいになってしまいがちです。また、家族全員で行くとなると「費用の面で無理があるな~」と、ため息がこぼれることも。そんなときは、住んでいる自治体や会社で加入している福利厚生を使って、ちょっとお得に旅行できることがあります!
1. 住んでいる自治体の優待プランを探してみよう!
自治体のウェブサイトには、市民や区民が利用できる保養施設などの情報が掲載されています。たとえば、「Hint-Pot」編集部がある東京都目黒区のウェブサイトでは「余暇のご案内」から「契約保養施設」を確認することも。区が契約している保養施設は契約料金で通常より安く利用できたり、補助があったりすることがわかります。
みなさんがお住まいの地域の自治体にもこういったサービスがあれば、少しお得に利用できるでしょう。争奪戦は必至ですが、一見の価値ありです!
2. 加入している健康保険組合や勤務先の福利厚生サービスを確認
公務員や会社員の方は、加入している健康保険組合で安く利用できる保養施設も狙い目です。派手さや今時のラグジュアリー感はないところが多いですが、こちらも一般的なホテルや旅館に比べたらかなりお安く利用できるのでチェックしてみましょう。
また、ベネフィットワンなど、福利厚生サービスをアウトソースしている会社も数多くあります。勤務先がどこのサービスに加入しているかを確認してみましょう。お得な宿のプランのほか、レンタカーの割引やレジャー施設のチケットを安く入手できるなど充実していることが多いので、要チェックです。
3. 地域のイベント見逃していませんか?
たとえば、東京都では日帰りのレクリエーションなどが計画されています。これらは「東京都こどもホームページ」で確認可能です。
また、地域の児童館などでイベントが計画されていることも。コロナ禍以降、人数など制限が厳しいイベントもありましたが、少しずつ緩和に向かっているようです。今年は以前よりも参加しやすくなっているのではないでしょうか。