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物価高騰でも夏休みは旅行したい! 1か月前から駆け込み貯金する方法 お得に楽しむコツも

公開日:  /  更新日:

著者:橋浦 多美

とくにかさむ宿泊代 民泊やウィークリーマンションなどを活用

 自治体や会社の保養施設は当てはまらない……という方もいらっしゃるでしょう。旅行で一番高くつきがちなのは宿泊代です。

 宿泊代を安くするには、ホテルや旅館だけを考えず、民泊やウィークリーマンション、コンドミニアムなどを利用すると良いでしょう。豪華な食事に温泉、プールなどの充実した施設はなくても、アットホームに利用できたり、キッチン付きの部屋なら簡単な食事を作れたりするので、その分の予算をほかに振り分けることもできて助かりますよね。

 また、貸し別荘のような一戸建てを借りるという手も。大人数でいくと、一人あたりの単価が安くなります。部屋もいろいろなタイプがあるので、いつもと違った雰囲気を味わうのも楽しいかもしれません。

 なかには、子どもは休みだけれど、大人は簡単に仕事を休めないという方もいるでしょう。Wi-Fi環境が整っていて会社が許してくれれば、大人は日中仕事、子どもは遊びと、ワーケーションに挑戦してみても楽しいかもしれませんね!

あと1か月! 駆け込みで旅行代を貯める方法は?

 いろいろとお得なものを利用するのはいいけれど、先立つものはお金……というのが現実かもしれません。この夏の旅行代を捻出するために、家にある不用品をフリマアプリや中古品の買い取りショップなどで売ってみませんか?

 フリマアプリを活用すれば、身の回りの細かいものや子どもグッズなど、「こんなもの売れる?」と思っているようなものでも買い取ってもらえることが。また、このところ金(ゴールド)の値上がりが顕著ですから、家に眠っている不要な金のアクセサリーなどを買い取りショップに持ち込めばいい値段になるでしょう。そのとき、一緒に不要になったものをどんどん買い取ってもらうのも◎。それらの資金を旅行の足しにするといいですね。

もうこんなキツキツな旅行は嫌! 次回のために今から準備を

 家族で行く旅行代は、コツコツ貯めていくのがおすすめです。我が家は旅行が趣味ということもあり、定額自動送金システムを使い、旅行貯金という名目で毎月別で貯めるようにしています。また、早くに予約をすると早割などが使えますし、割安なものを探したり準備したりする余裕も生まれます。この夏の旅が終わったら、冬、または来年の夏と早めに計画するといいですね。

 今年の夏も暑くなりそうです。熱中症に気をつけながら、楽しい夏にしましょう!

(橋浦 多美)

橋浦 多美(はしうら・たみ)

1973年11月3日、宮城県仙台市生まれ。フリーアナウンサー、ファイナンシャルプランナー。会社員からフリーランスに転身した時にお金の大切さを知り、勉強を始める。現在はファイナンシャルプランナーや宅建士、証券外務員などの資格を取得し、「しゃべれるファイナンシャルプランナー」として、セミナーやラジオにも出演。家計のモットーは「見栄は張らずに、財布が張る家計」。プライベートでは双子男児の母として、出費が一気に2倍になる教育費と格闘中。著書に「四畳半経済のススメ~コンパクトな家計を実現する87のコツ~」(ゴマブックス刊)などがある。