食品会社のある取り組みが大きな反響を呼んでいます。味の素冷凍食品株式会社は、「使い込んだフライパンでもきれいに焼ける餃子の検証に向けたお願い」と題して、冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンを募集。すると予想をはるかに超える応募があり、受付を終了しました。届いたフライパンの数は1000個以上。同社の担当者もビックリな様子です。

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「味の素冷凍食品」が使い込んだフライパンでもきれいに焼ける餃子の検証

　うずたかく積み上げられた段ボールの前に立つ一人の男性。驚きの写真をツイッターに投稿したのは、味の素冷凍食品の公式ツイッターアカウント（@ff_ajinomoto）です。担当者は「1000個以上のフライパンをお届けいただきました！　これから１つずつ開封して、研究所に送ります」とコメントを添えており、「ご協力ありがとうございます！」と感謝しています。

　段ボールの山は「使い込んだフライパンでもきれいに焼ける餃子の検証に向けたお願い」と題して、同社の冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンの提供を呼びかけたことで集まったもの。この取り組みは、あるツイッターユーザーが冷凍餃子を焼いた際、フライパンに皮が焦げてこびり付いてしまったと投稿したことがきっかけでした。

　その投稿を見た同社は「フライパンを提供いただき、研究・開発に活用したい」と連絡。一連のやり取りは大きな反響を呼び、同社は使い込まれたフライパンを用いた調理・検証を行ったのち、その結果をホームページで報告しました。

　そして今回、その検証結果を受けてさらに最適な調理条件を研究するため、フライパンの提供を呼びかけたのです。わずか１週間で想定以上の応募があったようで、19日には「先週より開始しましたフライパン募集ですが、予想以上の反響をいただきましたため、大変勝手ながら、ただ今をもって受付を終了させていただくことになりました」と投稿し、募集受付を終了しました。

　圧巻の写真が添えられた感謝の投稿には、7万件を超える“いいね”が。リプライ（返信）には「すごい数ですね」「冷凍食品なのにやってる事がアッツアツ」「素晴らしい……大量のフライパンがこんなにも……」「新開発の餃子楽しみにしてます！」「私のフライパンもこびり付くので、解決策が見つかるとうれしいです」などの声が寄せられています。

　使い込んだフライパンでも冷凍餃子が張り付かない調理方法は見つかるのでしょうか。研究結果に注目ですね。

（Hint-Pot編集部）