どうぶつ
「里親が見つからなければ…」 30分で譲渡が決定した子ねこ 成長感じるハプニングにほっこり
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「見てないよ」 滑って転んだらんちゃんに応援の声
らんちゃんはとても適応力が高く、周りのみんなを幸せにしてくれるような性格なのだそう。飼い主さんは、まだ母ねこが恋しいのではないかと心配しましたが杞憂に終わりました。らんちゃんは“ひとり”でもおもちゃを使って遊び、“きょうだい”とは“にゃんプロ”や追いかけっこをエンジョイ。よく食べ、よく眠る一日のルーティンを、いつの間にか学んでいたそうです。
「新しい環境に目を見張るスピードで慣れ、日々の身体的成長によりできることが増える過程を楽しんでいるようです」
そんならんちゃんは最近、高いところにも登れるようになりました。毛づくろいも日に日にうまくなっているようですが、まだ失敗することもあるようです。らんちゃんはこの日、椅子の上に登って後ろを振り返るように毛づくろいをしていました。すると突然、すってんころりんと転倒。素早く手すりにつかまって事なきを得ましたが、驚いた表情を浮かべています。
らんちゃんの成長記録をツイッターに投稿している飼い主さんは、お迎えから24日目の記録として、その動画をツイッターに投稿。すると、かわいらしい様子を目にした人たちから約2200件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「見ていない見ていない」「かわいい。見てない見てないよwwwwww 頭重いのだな、子どもだからwwwwww」など、失敗をしても負けずに起き上がったらんちゃんを励ます声が寄せられています。
らんちゃんがもっとも頼りにしている“きょうだい”は? それぞれへの反応の違いがおもしろい!
飼い主さんが成長記録の投稿を始めたのは、じんくんとの思い出を十分に残すことができなかったことを後悔したからなのだそう。「撮影のチャンスは今後いくらでもあるだろう」と考えていたため、当時の映像はごくわずかしか残せませんでした。その反省をいかして、らんちゃんの成長を毎日記録することにしたのです。
「オープンな日記形式にすることで、三日坊主の私が成長記録を途絶えさせないようにというのが第一の目的です。また、遠方に住むねこ好きの姪っ子たちはアレルギー持ちのため、ねこに触れる機会がほぼありません。そこで、らんの成長をリアルタイムで見ることができるようにというのが第二の目的です」
お迎えから2週間ほどは、ケージ越しの対面を続けていたというらんちゃんと“きょうだい”ねこたち。現在は、お互いの緊張が解けてきたことを確かめながら、飼い主さんご夫婦が立ち合えるときに家族みんなで一緒に過ごしているそうです。
「らんちゃんの母親役を買って出るのは、長女のモヤだと思っていました。ところがその予想に反して、らんは見た目の迫力が満点のハクをもっとも慕っているようです。ハクもとても広い心で接してくれています」
ちなみに“きょうだい”に対するらんちゃんの接し方は、それぞれ明らかに違うそう。ごうくんとギブくんにはちょこちょこ攻撃を仕掛け、ポポくんはそばにいたときにあいさつするのみ。モヤちゃんにはごくまれに攻撃し、年齢が近いてんくんは遊び相手として、部屋中を一緒に駆け回っているそうです。
「子ねこ時代は何をしても、何もしなくても“かわいい祭り”なのは承知していましたが、予想をはるかに超えてきました。らんちゃんがおうちに来てから、ほかの子たちはさらに明るく、優しくなったように感じます。そんなみんなの様子を間近で目にする私たち夫婦も、毎日とても幸せで、この小さく尊い命に感謝しっぱなしです」
「らんと私のこのドタバタ日記が、ねこという生き物の魅力に触れるきっかけになれば」と願う飼い主さん。ご自身の語学力を鍛えるため、2023年6月からはらんちゃんの日記を英語版にして投稿するツイッターアカウント「Run’s mom」(@runrun_mom)を新設したそう。これからは、らんちゃんや“きょうだい”ねこたちのファンが世界中に増えていくかもしれませんね。
○取材協力:らん(RUN)(@ggpm2020)さん
(Hint-Pot編集部)