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行方不明になって6年 山火事で生き別れになった愛猫と奇跡の再会 米国で感動の声
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ペットのマイクロチップ装着は、自然災害時などに離ればなれになってしまった場合でも、飼い主のもとへ戻ってくる確率が高まります。米国でも、6年前の山火事で愛猫と生き別れになった家族が再会を果たし、注目を集めています。二度と会えないと諦めていた飼い主のもとに、奇跡が訪れました。
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子猫のときに保護されたオジー 数々の試練を乗り越え帰還
米カリフォルニア州ケンウッド在住のパトリシア・デュエインさんは、2017年10月に発生した山火事で悲しい別れを経験しました。30年以上住んでいた自宅が延焼し、当時4歳だったキジトラ猫の「オジー」が行方不明になったのです。
パトリシアさんは家族とともに、2匹の愛犬と4匹の愛猫を連れ友人宅に避難しましたが、オジーだけ行方不明に。子猫の頃に保護して以来、ずっと室内でのんびり暮らしていたインドア派のオジーが外の世界で生活できているのか、ずっと心配していたそうです。かつて自宅のあった近隣は焼け野原になり、オジーの捜索は難航を極めました。そして数か月が経つうちに、オジーはもう生きているわけがないと自分に言い聞かせるようになっていたそうです。
しかし、奇跡が起こりました。なんとオジーは保護され、近くのクリニックでマイクロチップが照合されて身元も判明したのです。こうして家族に吉報が届けられました。このハッピーなニュースを報じた米地元紙「プレス・デモクラット」に、パトリシアさんは次のように語っています。
「信じられません。オジーは2度の山火事をくぐり抜けて、凍える寒さや数々の試練を乗り切っていたのです。彼はとても元気ですよ。自宅に戻ってきたと実感していると思います」
ニュースはツイッター上で話題になり、「再会してとてもうれしい」「ハンカチを出して」「6年ぶりの故郷。飼い主はまだショックを受けているようだ」など感動の声が上がっています。
大災害を乗り越え、6年後に家族の元へ帰還したオジー。パトリシアさんに伝えたい冒険談がたくさんあるかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)