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「私が死なせない!」 体重450キロ級のマナティを救出 奮闘する女性保安官が米国で話題
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米国で、赤潮による中毒で息絶えそうになっていた1頭のマナティ。体重1000ポンド(約450キロ)級のマナティを救ったのは、女性保安官でした。その勇敢さに注目が集まっています。
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中毒症状の疑いがあったマナティ 保安官が溺れそうになりながらも無事救助
米フロリダ州タンパ西部の街、ピネラス。同地にある水路「イントラコスタル・ウォーターウェイ」に、珍しい訪問者がやってきました。それは、体重1000ポンド(約450キロ)級のマナティ。米紙「マイアミ・ヘラルド」によると、疲弊しきった姿で浜に乗り上げようとしていたそうです。
近海で大発生したという赤潮の影響で、マナティには中毒症状の疑いがあったそう。このままなら溺死という状況で立ち上がったのは、地元ピネラス郡の女性保安官、ジル・コンスタントさんでした。
救助に赴くジルさんの「私たちの目の前で、このマナティは死にそうになっていました。私が死なせない!」という決意表明とともに、マナティを助けようと奮闘する姿を収めた写真が同保安官事務所の公式フェイスブックに投稿されています。
マナティの近くにボートで乗り付けると、ジルさんと男性保安官は水路に突入。衰弱状態だったマナティを溺死させないよう水面よりも頭を高く上げて、膝まで海水に浸かりながら、2時間ほど浅瀬で奮闘したそうです。
「(マナティが)暴れ始めたので、私が溺れるかと思いました」とジルさん。その後、地元フロリダ州の海洋生物学者ら保護団体が到着し、2時間にわたる救助活動は無事引き継がれました。
同記事によると、赤潮の異常発生は死に到る中毒症状をマナティにもたらすとのこと。ジルさんらの奮闘で、このマナティは無事回復したそうです。
(Hint-Pot編集部)