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日本語をわかりやすく言い換えた「やさしい日本語」 警視庁の呼びかけに反響 「すごく大事」
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日本語はひらがな、カタカナ、漢字などさまざまな表現があるうえに、主語が省略されたり、複数の言い換えがあったりします。日本語が母国語ではない人にとっては、すべてを正確に理解するのには、かなりの時間が必要でしょう。そこで、警視庁警備災害対策課の公式ツイッターアカウント(@MPD_bousai)が、日本語を簡単にわかりやすく伝える方法を紹介しています。
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誰に対してもわかりやすく伝える意識が大切
防災に関するさまざまな情報を発信している警視庁警備災害対策課の公式ツイッター。今回は「『やさしい日本語』ご存じですか」と呼びかけ、日本語をわかりやすく言い換えた例を公開しています。
ツイッターによると、「やさしい日本語」は、災害時に日本語も英語も十分に理解できず必要な情報を入手できない人がいたことによって考え出されたそうです。また近年では、「子どもや高齢者への効果的なツールのひとつとしてニュースなどさまざまな分野で活用されています」とのこと。
【「やさしい日本語」言い換え例】
・高台→高いところ
・徒歩→歩いて
・避難する→逃げる
・負傷者→けがをした人
・行方不明→どこにいるかわからない
投稿には3000件を超える“いいね”が集まり、リプライ(返信)には「災害時にやさしい日本語を使うのは外国の方はもちろん、日本人でも平常心じゃないときには有効だと思う」「これすごく大事なんですよね。私も普段から外国人と接することがあるので、非常に勉強になります」などの声が寄せられました。
また「やさしい日本語」の言い換え例のなかには、主に東海地域で使われている「ケッタ(自転車)」も含まれ、「ケッタという単語は初めて見ました」「ケッタ これは全国的には知らないですね」といった声も。
いざというとき、日本にいる外国の人にも状況をわかりやすく伝えるために、“言い換える意識“を持っておくといいかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)