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日本語は難しい フランス人の思考を停止させたひと言 文脈によって意味が真逆になる単語とは
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日本語には、文脈によって真逆の意味に変わる言葉があります。そうした言葉は、日本語を学んでいる外国人でも困惑することがしばしばあるようです。独自の視点で日本の日常を発信している、日本在住7年目のフランス人YouTuber、オレリアン・プダさんは先日、妻からかけられた一言で思考が停止してしまったそう。オレリアンさんを困らせてしまった言葉とは何だったのでしょうか。
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腕と足に日焼けのあとがくっきり
オレリアンさんは先日、石川県金沢市を旅行しました。金沢市は“加賀百万石”で知られる前田藩の城下町として栄えた町。金沢城や兼六園、武家屋敷や茶屋街など、歴史深い観光スポットも多く、日本海で獲れた新鮮な魚介類を使った料理も魅力的です。
オレリアンさんはそんな金沢の街が「最高すぎるあまり一刻も早く観光したくて」ある失敗をしてしまいました。それは、日焼け止めをよく塗らなかったこと。
その結果、オレリアンさんの肌は日焼けをし、真っ赤になってしまいました。見るからにヒリヒリと痛そうです。すると、一緒に旅行していた妻のことみさんから、ある一言をかけられたそう。
「テキトーに塗らず“適当”に塗らないと」
この一言を聞いたオレリアンさんは意味が理解できず「しばらく思考停止しました」とのこと。「適当」という言葉には、程度がほど良いこと、そしてその逆で、いい加減であることなど複数の意味があります。つまり、「日焼け止めはいい加減に塗らないで、ほど良く塗らないと」という意味です。ことみさんは日本語勉強中のオレリアンさんに対し、ユーモアたっぷりに言葉遊びをしたのでしょう。
この投稿は、3200件を超す“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「適当に→ちょうどいい具合に、みたいな」「難しいですよね。日本語」「レベルが高い言葉遊びですね」など、日本人でも一瞬考えてしまうという声が寄せられています。
また、「ようこそ金沢へ」「待ちきれない気持ちわかります」「金沢を満喫できたようで、良かったですね」「駅も素敵だし、食べ物おいしいし、街並みも綺麗」など、歓迎の声も。オレリアンさんは、「過去トップレベルの最高な旅でした」と投稿を締めくくっており、どうやら金沢旅行を大満喫したようです。
(Hint-Pot編集部)