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飛行機での旅行 コロナ禍前後で変わったこととは 機内食やアメニティを考察

公開日:  /  更新日:

著者:Ana

飛行機での旅行(写真はイメージ)【写真:写真AC】
飛行機での旅行(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 5月の大型連休明けから日本への入国制限が緩和されました。日本人も海外旅行をする方が増え、また街中では外国人のインバウンド旅行客も多く見かけるようになっています。世界50か国以上を回った元添乗員で、旅アドバイザー&トラベルライターのAnaさんによる連載をお届けします。第3回は、コロナ禍後の国際線航空機内の変化についてです。

 ◇ ◇ ◇

コロナ後、フライトに変化は?

 入国制限が緩和され、海外との行き来ができるようになった今、国際線のフライトにどんな変化があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

 海外への渡航制限がかかって以来、私は状況が少し落ち着いたタイミングを見計って、何度か国内線に乗っていました。その当時、国内線では毛布の配布を中止していたり、機内サービスで紙パックのジュースが配布されるようになったりしていました。

 そうした経験があったため、「国際線でも何か制限があるのだろうか……そのほうが不便だな」と思っていました。しかし、結論から言うと、現在の国際線はどのフライトでもコロナ禍前後で大きな変化はないようです。今年の3月、3年ぶりに海外へ出て以降、エールフランスやエアカナダ、ユナイテッド航空など、いくつか異なる航空会社の海外路線に乗りましたが、これまで通り利用できました。

機内食の変化は?

エールフランスの日本発フライトの機内食【写真:Ana】
エールフランスの日本発フライトの機内食【写真:Ana】

 機内食については、「コロナ後はメニューが簡素化された」「品数が少なくなった」といった意見をどこからともなく聞いたのですが、個人的にはそう思いませんでした。添乗員時代はいろいろな飛行機会社のフライトに乗っていたので、さまざまな機内食を食べてきましたが、メニューの内容や品数は会社ごとに異なります。「メインひとつにヨーグルトとパン」というところもあれば、「メイン+サラダ+副菜+デザート」というところもあります。日本の航空会社は総じて味のクオリティが高く、品数が多いことは間違いありません。

 サービスの仕方にも特段の変化を感じませんでしたが、カトラリー系はどこも木やプラスチックなど使い捨てタイプのものになっていました。ただ、これももともと「エコノミーだと使い捨て、ビジネス以上はステンレス系」といった区別をしている会社もあります。